今回は、RPACommunity で開催したRPA勉強会「RPALT? WinActor Talk ~最新WinActor Ver.7.2を学ぶ!~」の様子をお届けします。
目次
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はじめに
RPALT WinActor Talk ~最新WinActor Ver.7.2を学ぶ!~ 概要
RPACommunity WinActor Talk支部とは、RPAツール「WinActor」に特化した支部です。2021年2月10日(水)にオンラインで開催しました。
今回は、WinActor開発元であるNTTアドバンステクノロジさんにリリースされたばかりの新機能や話題のサービス「NaRuKami」についてお話いただきました。
今日は最新版のWinActor 7.2を学べる日✨
NTT-ATさんからの実演デモもあり!
そして、話題のNaRuKamiもお見せします!
いつもより早い17時スタートです!是非ご参加ください!
参加⇒ https://t.co/nyxz1aUEfb#RPALT #WinActor pic.twitter.com/LTerU9YZHc— RPACommunity (@CommunityRpa) February 10, 2021
ユーザートーク
今回のユーザートークはかわっちさんより、WinActor ver7.2を実際に使ってみた感想をシェア。
今までのWinActorへの不満の1つに、「アプリケーションの自動化が不安定」が挙げられます。
ブラウザだとXPathを使えるのですが、業務で使用している独自アプリやWindowsのアプリは、画像マッチングとエミュレーションを駆使して自動化する必要がありました。
今回のVer 7.2より「UI Automation」が追加され、この課題をクリアできるようになりました。
実際に試してみて、「速い!」が最初の感動でした。画像マッチングで都度画像を取込しなくていいので開発が早くなったり、クリックだけじゃなくテキストボックスの入力、取得もできるのでエミュレーションを使わなくてもいいといったメリットも感じました。
他にも、「ラベルを取得する」のアクションが増えました。アプリで表示されている文字列、例えばポップアップ表示の文字、を読み取り可能です。これを使えば、ポップアップの内容によって分岐を入れる等、開発の幅も広がりそうです。
実際に触ってみた後は、マニュアルを読むことをお勧めします。WinActorの各機能についての詳細はマニュアルに記載されています。よく読んでみると、思わぬ発見があるかもしれません。
WinActor ver 7.2とNaRuKamiを紹介!
WinActor ver 7.2の紹介
NTTアドバンステクノロジ WinActor営業担当 早川 直宏さん
Ver.7シリーズでは、WinActor最大の特徴である「現場フレンドリー」の思想を一層進化・深化させ、初心者はもちろん、上級プログラマにとっても対応可能な、誰もが使い易いRPAを追求していくとのこと。
今回は新規機能について、2つピックアップしてご紹介しました。
Microsoft UI Automationのオブジェクト認識・自動記録モードに対応しました。
今までのイベント記録モードでは指定することができず、画像マッチングノードやエミュレーションノードにて操作を行っていたようなアプリケーション要素に対しても、新しい記録モードにより自動的にシナリオのノードを作成することが可能になります。(一部対応できない要素もあります)
UI/UXも刷新され、ノーコードエディタ「WinActor Storyboard(WSB)」が登場しました。
こちらは、ローコードにてシナリオ作成ができる初心者向けエディタです。初心者がつまずきがちな変数を意識することなく、シナリオを作成することができます。グループ、分岐、繰り返しを行う部品、Excelやブラウザ(Chrome)を操作する部品、文字列操作や四則演算を行う部品といった、79種類の部品を現在提供しています。
YouTube動画では、実際の画面や操作感も見ることができます。ご興味のある方はあわせてご覧ください。
NaRuKamiの紹介
「WinActor Brain NaRuKami 運用サポーター」とは、WinActorとチャットアプリをつなぎ、チャットアプリでWinActorを対話的に制御する拡張機能です。
NaRuKamiを使うと、人の判断が必要なときに、WinActorからチャットへ通知します。ユーザーはチャットアプリからボタン等で応答し、遠隔からWinActorへ作業指示ができます。
NaRuKamiの特徴は「1.シナリオに追加するのはライブラリひとつだけ」「2.簡単な設定ですぐ使える」「3.チャットツール(SlackとTeamsに対応)でWinActorを操作」という3つです。
下記のデモシナリオに沿った、NaRuKamiの使用例の実演紹介もありました。遠隔から、ボタン1つで、簡単にWinActorへ指示が出せる運用サポーターとなっています。
NaRuKamiの使い方について詳細が気になる方はYouTube動画もあわせてご覧ください。
まとめ
最後はみんなで集合写真
RPACommunity WinActor Talk 集合写真
RPALT WinActor Talkにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
イラレコ支部のたまいさんがオンラインで描いてくれた「オンラインイラレコ」もご紹介します。
イベントの様子はYouTubeで見ることができます。QAタイムは文字起こしをして、より見やすいコンテンツとなっています。「面白い」「為になった」と思っていただけたら、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
こちらのツイートまとめで、イベント参加者のリアルなコメントも併せてお楽しみください。
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