今回は、RPACommunityで開催した Power Automate Talk vol.8 のレポートをお届けします。
目次
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はじめに
Power Automate Talk vol.8 概要
Power Automate vol.8 は、2021年1月26日(火)にオンラインで開催。
今回は「Power Automate Desktop」について、ライブデモも踏まえてご紹介しました。
今日はこちらに参加中。どうしても聞きたかった。#PowerAutomate #PowerAutomateDesktop
RPA勉強会!Power Automate Talk #8 ~話題のDesktop版を学ぼう!~ https://t.co/Xq4kH8grWs #RPALT
— 平田仁志@子育て生活27年目@長期つみたてコツコツ資産形成@徳島ヴォルティス・ブラサカ・LVF (@awaheita) January 26, 2021
Power Automate Desktopについて
Power Automate Desktopとは
平井さんより、Power Automateの概要や最新の機能についてお話いただきました。
2019年、業務自動化ソフトウェアは企業向けソフトウェアの中で最も成長した領域です。2020年、コロナ感染症の影響もあり、ニーズはより強くなりました。今後もまだまだ需要の高い領域だと予測されます。
マイクロソフトでは、RPAを使って自動化の障壁を取り除き、テクノロジーのハードルを下げて、全ての人が自動化の恩恵を受けられる世界を目指しているとのことです。
そこで、Microsoft Power Platform といった、Office365、Dynamics 365、Azure、そしてカスタムアプリを統合するローコードプラットフォームがあります。
中でも、Power Automateはローコードで業務の自動化を実現するサービスです。
Power Automateの機能概要は、「UIの自動化(RPA)」、「APIによる自動化(DPA)」、「AIを活用(AI)」の大きく3つ。このすべてに対応するインテリジェントな自動化ソリューションになっています。
Power Automate Desktopの一般提供が開始、デスクトップフローの強化でRPAがスケールアップします。
今回は、公開プレビュー中(2021/1/26 時点)の新機能「Process Advisor」もご紹介いただきました。
組織における自動化の課題でもある「自動化する業務の見極めが困難」という声に応えた、プロセスマイニング機能です。同じ業務を複数人で行った結果を、プロセスマップで標準値を可視化することができます。それをメンバーと共有・分析しながら、自動化を進めることが可能です。
新機能も兼ね備えたPower Automate Desktop、今後もぜひご注目ください。
Power Automate Desktopのライブデモ
株式会社ソントレーゾ CTO?中村亮太(りなたむ)さん
りなたむさんからは、実際にPower Automate Desktopを使ったライブデモを披露いただきました。
実演は、on-premise data gatewayとPower Automate Desktopの2つをインストールするところからと、”痒い所に手が届く”丁寧な説明でした。
まずは、Webレコーダーを使って、「住所変換サイトで緯度経度の情報を変換して値を取得」という流れを自動化します。
先ほどの処理を、Power Automate上のフローに組み込みます。
Power Automate Desktopで構築したフローを実行する際は、接続をつくる必要があります。使えるのは、マイクロソフトアカウントではなく、アクティブディレクトリのドメインユーザーかローカルアカウントの2つです。ご注意ください。
最終的にこのフローを使って、緯度経度情報を変換するアプリをPower Appsで作ることができました。
他にも、「テプラの印刷」を自動化。以前テプラの自動化を実現したときは、Excelを介して作っていましたが、Power Automate Desktop上で完結できるようになりました。
Power Shellの自動化もできますので、PCの再起動なども可能です。
このようにAPI化できないものの自動化こそ、Power Automate Desktopの活躍の場になります。
より幅広い自動化を、ぜひ実感してみてください。
まとめ
最後はオンライン集合写真
RPACommunity Power Automate Talk vol.8集合写真
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
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