こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz&コミュニティマネージャー Ayyです。
2019年9月18日(水)に開催されたRPAテクノロジーズ株式会社(以下、RPAテクノロジーズ)、BizRobo!のイベント「BizRobo! LAND 2019 TOKYO」の参加レポート「後編」です。こちらのイベントはBizRobo!の最新製品ロードマップや、BizRobo!を各業界に導入しているパートナー企業との展示やLTなど、幅広く楽しめるプログラムで構成されており、 後編では、パートナー企業展示ブースを紹介いたします。
※前編はこちら EventReport~BizRobo!LAND 2019 TOKYO~前編
BizRobo! LAND 2019 TOKYO
目次
BizRobo!ブース
BizRobo! ブース
このイベントのメインブースであるBizRobo! ブース。
一番の目玉は、やはり「BizRobo! 2.0」。デジタルレイバーと共存する社会を創造する次世代RPA製品とのこと。「デジタルレイバーの啓蒙・普及」をミッションとして掲げていたBizRobo! BasicからBizRobo! 2.0では「デジタルレイバーのある世界を実現していく」というミッションになっています。BizRobo! Basicの機能に加えて統制管理機能「Eureka」(※名称は変更する可能性があります。)をはじめとした新機能を提供予定とのことでした。
BizRobo! 2.0の新機能も一部ご紹介
ロボットヒートマップ(Robot Heat Map):ロボットの稼働状況をヒートマップとして可視化することで、従来の数字表記のみのダッシュボードに比べて、より分かりやすく、より直感的な稼働状況の把握が可能になります。ヒートマップとはユーザーがどのような行動をするのかを、色で分かりやすく表現する手法のことで、ここではロボットの同時稼働状況に応じて着色をしています。「ロボットの運用管理をもっと手軽に」、ダッシュボードが生まれ変わります。
ビルドアップツール(Buildup Tool):BizRobo! 導入時のサーバやデータベース等の環境構築を支援するサポートツール。煩雑な設定作業の負担を軽減し、より快適に、よりスムーズにロボット開発をスタートできます。
ロボットROI(Robot ROI):予め入力された情報と実際のロボット稼働状況をもとに費用対効果を算出し、チャートで表示します。ロボットの効果をリアルタイムに感じながら、開発と社内展開を加速させることができます。こちらは2020年1月以降に提供予定とのことです。
BizRobo! 2.0
他にも「BizRobo! DX Cloud」、「BizRobo! mini」、「BizRobo! Document」、「Robotforce」といった「導入規模」と「AI-OCR ソリューションとの連携」を軸に製品展開もされており、スモールスタートからハイエンド運用までニーズにあったラインナップになっています。
そのため、あらゆる処理方法を搭載しており、現場が開発でき、活用ノウハウ・導入事例多数であることもBizRobo!製品の特長です。
会場では、カスタマーサクセス部作成の「PLAY BOOK」も配られていました!好評だったため、後ほど電子版にもなったそうです。
BizRobo!LANDで配布した『PLAY BOOK』を電子版で作成しました!!!
CSの”想い”が詰まったものとなっているので、是非皆様に読んでほしいです。
感想などいただければ、とても嬉しく思います。#bizrobo #RPAT_CS #RPAテクノロジーズ pic.twitter.com/Ne8Tbjl0y7— BizRobo!コミュニティ (@BizRobo) September 19, 2019
ソラコム
ソラコムブース
「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ」を掲げ、IoT業界では有名なソラコムさんのブースが、BizRobo!LANDに出展されていました。「SORACOM」とは、セルラーやLPWAなどの無線通信で、デバイスとシステムをつなげるIoT向けプラットフォームです。
SORACOMのウェブコンソールやAPIは、デバイスが大量につながるIoT時代に必要となる通信の一括操作や管理を可能にします。デバイス設定、セキュリティ強化、クラウド連携、データ蓄積、ダッシュボード作成・共有などのサービスで、SORACOMは迅速なIoTビジネス活用をサポートするとのこと。
下画像の通り、SORACOMで収集したデータを活用・分析する箇所でRPA連携されているとのこと。RPAが必要とされる場面の広がりを感じるとともに、そもそもアナログなデータが存在した場合に、それらをIoT等の技術を用いてデジタル化し、RPAに活用することの必要性も感じることができました。
ソラコム RPA連携
エネルギア・コミュニケーションズ
エネコムブース
RPACommunity広島でご登壇いただき、広島イベント開催でも協力関係のある梶川様の所属するエネコムさんブース。
「業務プロセス管理機能」「ログ管理機能」「バージョン管理機能」「ユーザ/グループ管理機能」「ガイドライン共有機能」などを兼ね備え、RPA導入後に直面する問題を解決するRPA運用支援ツール「エネロボダッシュボード」が紹介されていました。
その他、RPAクラウドサービスの「エネロボクラウド」やRPA導入を進めていく中で、避けては通れない紙文書のデータ化を担う「EneRobo × OCR製品」も紹介されていました。エネロボクラウドのオプションとしてAI-OCR(Seisho)をプリインストールし、OCR×RPAをすぐに利用できるサービスも近日サービス提供開始予定とのことでした。
エネロボダッシュボード
Cogent Labs/ソニービジネスソリューションズ
Cogent Labs/ソニービジネスソリューションズ
ソニーのデジタルペーパー
RPACommunity AI-OCR支部でもお話いただいたことのあるTegakiさんが、ソニービジネスソリューションズさんと共同ブースを出していました。
以前、RPACommunityでも紹介いただいた「デジタルペーパー」はソニーさんのソリューション。こちらは、上画像のように薄いタブレット型の端末で紙のように読み書きが可能です。また、スマートフォンとの「モバイル連携」を使えば、外出先からメモを送信したりクラウド上の書類を取り込むことができます。サイズがA5サイズだということも持ち運びがしやすく嬉しいですね。
今回、「Tegaki」「デジタルペーパー」そして「BizRobo!」の技術を連携することにより1体のデジタルレイバーでPDFやPNG等の画像データ内の手書き文字をすばやく高精度で自動認識し、高い識字率でデータ化、システム連携することが可能となるそうです。例えば、保険やクレジットカードの入会・契約などの窓口業務、問診票や電子カルテなどのメディカル用途など様々な業務で活躍することができます!
Tegaki×BizRobo!
経理バンク
経理バンクブース
フレディ・〇ーキュリー似の「ロボット経理バンク」イメージキャラクターがとても印象的なブース。AI-OCR × RPA × 会計ソフトの「スマート領収書」、紙の帳票をスキャンするだけで国内すべての会計ソフトに自動連携します。
ロボット経理バンクとは、経理バンク社が長年培ってきた経理関連業務のナレッジを元に、RPAテクノロジーズ社と共同で開発したRPAツールです。経理業務を一気通貫し自動化できるロボットの提供が可能になるそうです。
他にも、非定型の領収書/請求書はもちろん、手書きの領収書にも対応、スキャナーやスマートフォンから取り込まれた画像データを素早くテキスト化するAI-OCR「事務ロボ!」も紹介されていました。
事務ロボ!
所感
バックオフィス業務に特化したRPAツールはもちろん、IoTと連携したソリューションなど、様々な方向に拡大していくRPAの形を見ることができるイベント展示でした。RPAだけにとらわれず「デジタルペーパー」や「IoT」、「AI-OCR」など様々な技術・ソリューションと連携していくことでRPAの可能性がさらに広がっていくと感じました。
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