RPACommunityの女子部で開催したイベント「ITを使って業務自動化・効率化!」のレポートをお届けします。
目次
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はじめに
RPALT女子部 ~ITを使って業務自動化・効率化!~ 概要
RPALT女子部の今回のテーマは、「ITを活用した効率化や自動化の工夫を共有!」です。2021年5月14日(金)にオンライン開催しました。
IT業界に携わる7人の女性たちに、LT(ライトニングトーク)していただきました。「RPAツールを使った自動化」や「AIを使ったダイエットデータの分析」、「スマホアプリを使った効率化」等の、様々なアイデアや実例が紹介されました。
https://twitter.com/julia_hn/status/1393151238066229252ライトニングトーク
発表者
発表内容
限られた環境で勉強会を自動化して見えてきたこと たまいさん
月イチで開催される勉強会の運営を任されたが、毎回同じフローの為、自動化しようと考えました。RPAツールを導入していなかった為、Excelの関数と機能を駆使して、イベント情報や案内メールの内容等を記録・保存してスムーズな運営に繋げました。結果として、タスクの洗い出し、担当者ごとに仕事を割り振るという作業の効率化に成功しました。「ありあわせのツールでも業務改善はできる」というLTでした。
(※たまいさんのnoteはこちら)
医療費控除データ入力を自動化してみた みなみんさん
月に2~5カ所は通院するというみなみんさんにとって、医療費控除の申請は必須です。手入力だと金額を打ち間違えたりと、メンテナンスが大変なので、RPA化してみました。ツールは「Automation 360」を使用。Googleドライブに格納した領収書をGoogleドキュメントとして開くことで、OCRを実現できます。そのデータを元に、「レシート or 領収書」「医療費 or 交通費」等を判断してExcelに記入するという仕組みになっています。最後に、「日常の分岐を意識するのが、RPA意識のコツです」というアドバイスもありました。
Power Automate?LINE自動送信 Tokoさん
待合せをしている時など、LINEで「○○を出発しました」と連絡するのが苦手というTokoさん。Power Automate の「場所トリガー」を使って、この連絡を自動化しました。HTTPコネクタを使って「LINE Notify」へAPI接続し、メッセージを送るという仕組みです。RPA開発は、アクションを組み合わせて作れるので、まさにパズルのようです。ツールやサービスの垣根を超えて、自分が使えるピースを目的に合わせて繋いでみてください、というお話でした。
(※Tokoさんのnoteはこちら)
試しにPower Automate Desktopを触ってみた さおさん
普段は「UiPath」を使っているさおさん、今回は「Power Automate Desktop」を個人的に触ってみた感想を共有です。アクションが多く、Web自動化は4つに対応しており、自動化で実現できることの幅が広がると感じました。今後は、自身で学んでいる統計の知識と組み合わせたシステムを作ってみたいとのことでした。
AIでダイエット体重変化を予測してみた! Juliaさん
RPACommunityには、「データを作る」ノウハウが多い。そこで、溜まったデータを、AI分析した話を紹介します。ダイエットデータを使って、AIで体重の変化の予測と要因の分析をします。使ったのは、プログラミング不要のAI構築プラットフォーム「MatrixFlow」。ドラッグ&ドロップだけで、前処理も含めた機械学習・深層学習が可能です。今回は「時系列分析」「要因分析」の観点から、「食事に気を付けながら適度な運動をする、今のダイエットを続けていればダイエットが成功する」という結果を得ることができました。
まさかのあのスマホアプリで業務効率化?! ニッチほそかわさん
スマホで撮影した写真や動画をパソコンに移して編集したりするのは、ぶっちゃけ面倒…。そんな作業の効率化に役立つアプリを3つ紹介します。一瞬で人物の切り抜きをしてくれる「SNOW」。動画を切り抜きできる「CapCut」。カフェのWiFi情報等を写真で撮って、文字起こししてくれる「文字起こしばりぐっどくん」です。スマホさえあれば、どこでも仕事できる世界線になりますように、というお話でした。
巣ごもりご飯に悩まないクロールエンジンを作ろう kato noricoさん
最後は、「IBM Watson Discovery」を使ったレシピに困らないクロールエンジンのお話です。「IBM Watson Discovery」とは、文書データを集約して、共通のワードや意味を抽出できるようにするAI活用検索エンジンとのこと。今回は、3つの料理レシピサイトの情報をまとめて閲覧できるようにしました。「夏に食べたい時短レシピ」など、知りたいキーワードで複数サイトの情報を一気に見れるのが嬉しい点です。業務で使う場合は、自社サービスの情報を集約する等の活用方法があります。ぜひ「IBM Watson Discovery」使ってみてください。
まとめ
最後はみんなで集合写真
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
イラレコ支部のくみっきーさんがイラレコを描いてくれました。7人の登壇者にちなんで、7色の虹デザインになっています。
イベントの内容を編集した動画もアップしているので、そちらもぜひご覧ください。「面白い」「為になった」と思っていただけたら、「チャンネル登録」と「高評価??」もよろしくお願いします!
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