RPACommunityの女子部で開催したイベント「RPAツール”A2019″からCLOVA OCRでレシート情報を記録するハンズオン」のレポートをお届けします。
目次
はじめに
RPALT女子部ハンズオン 概要
今回は、RPALT女子部では初の取り組み、ハンズオン企画でした。「A2019×CLOVA OCRを使ってレシートを処理してみよう!」を2021年2月26日(金)にオンライン開催しました。
RPAツールとOCR機能の2つをお試しできるハンズオンとなっています。
始まりました!( ´∀`ノノ☆パチパチパチパチ #RPALT #AutomationAnywhere pic.twitter.com/QFIHGPrIIz
— たまい (@inaho3517) February 26, 2021
ハンズオン
講師
発表内容
CLOVA OCRの特徴を知ろう
今回、A2019と連携させるOCR機能は、「CLOVA OCR(デモ版)」を使用しました。こちらを使うと、レシート情報をjson形式で取得することができます。デモ版は、アップロード上限が1日10ファイルまでとなっています。
引間さんよりCLOVA OCRの紹介をしていただきました。今回使用するのは、CLOVA OCRの中でも特化型と呼ばれるもの。読み取るだけで自動解析・認識し、テキスト化します。
事前のレイアウト設定は不要で、本人確認書類や請求書など、特定の帳票に特化することで、テキストデータへ変換した文字(値)を適切な項目に分類できます。現在、本人確認書類、名刺、レシート・領収書、請求書の帳票に対応しています。
また、縦書きも読めるOCRが特徴です。スマートフォンで撮影した正面から撮影できていない文字、傾きのある文字、湾曲した文字も認識が可能です。
アップロードしたデータはサーバに保管することなく、認識後に即時削除しているため、安心して使用できるとのことでした。
Automation Anywhereの特徴を知ろう
「何でもやりたい人向け」「すごい人専用」というイメージをもたれがちなAutomation Anywhereですが、そのイメージは間違っているので払拭したいと、佐野さんは言います。
例えるならば、Automation AnywhereのRPAツールは「オートマ車」とのこと。一般的に、高機能で誰でも運転しやすいのは「オートマ車」、運転技術に長けてる人向けなのは「マニュアル車」です。オートマ車は、高機能がゆえに、車を運転するという体験・機会を機械や運転が苦手な人にも幅広くひらいています。Automation Anywhereも同様に、IT初心者も含む様々なスキルレベルの人が当事者として自動化に関わり恩恵をうけることができるツールになっています。
一握りのハイスキルな人だけが使うツールではなく、組織全体で協力しながら自動化を推進していけるツールになっているとご紹介いただきました。
ハンズオン
ここからはハンズオン、実際にBotを作っていきます。
まず、レシート情報を記録するためのCSVファイルを準備しましょう。今回は購入日、店名、合計金額の3項目を記録します。
「前処理」「メイン処理」「終了処理」の処理構造が一目で分かるように、「Step」アクションを使ってグループ分けすると便利です。
CLOVA OCRのURLに接続して、ブラウザを開きます。そして、「レコーダー」機能で json形式のレシート情報をキャプチャ記録していきます。
今回は、JavaScriptを使って、日付、店名、合計金額の値を抽出しました。スクリプトはコピペできるように講師の佐野さんに準備していただきました。こちらのQiita記事からスクリプトをコピペできます。ログ出力時の文字コードは「UTF-8」を選択してください。
ハンズオンの詳細は、資料と動画にアップされていますので、そちらを参考にぜひBot作成も試してください。
ハンズオン資料はこちら
まとめ
最後はみんなで集合写真
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
イラレコ支部のくみっきーさんがイラレコを描いてくれました。細部に細かい工夫も施されているので、じっくり見てみてください。
イベントの内容を編集した動画もアップしているので、そちらもぜひご覧ください。動画内では、参加者との交流の様子も少し見ることができます。面白かったら「チャンネル登録」と「高評価??」もよろしくお願いします!
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