今回は、RPACommunity で開催したRPA勉強会「RPALT? WinActor Talk vol.1」の様子をお届けします。
目次
目次
はじめに
RPALT WinActor Talk vol.1 概要
RPACommunity WinActor Talk支部とは、RPAツール「WinActor」に特化した支部です。2020年11月13日(金)にオンラインで開催しました。
今回は、WinActor開発元であるNTTアドバンステクノロジさんご登壇いただきました。
今年リリースされたWinActor ver.7の気になる「今までのver.6との違い」や「新機能」から、来年リリース予定のver7.2の情報(※イベント参加者のみに情報開示)についてまで、本部長や開発責任者をお呼びしてお話いただきました。
ユーザートーク
スピーカーの皆さん
内容
パネルディスカッション形式でユーザーからの声に、本部長の髙木さんと開発責任者の竹野さんに回答していただきました。
セッション① ズバリ聞きます。WinActorの強みは?
髙木さん
強みは、3つあります
1つ目は、「現場フレンドリー」であることです。
RPAツールの中でも、ひときわ使いやすいツールだと思っています。
ユーザーに実施したアンケートでは、WinActorユーザーの約50%以上の方々が、プログラミング経験がないところから始めたユーザーだということが分かりました。
2つ目は、「サポートがしっかりしている」ことです。
WinActorの販売は代理店に依頼していますが、代理店の数は700社程度あり、WinActorを届けるだけでなくサポートにも力を入れています。
3つ目は、「ユーザー同士がWinActorの良さを発見・発掘してくれる」ことです。
様々なユーザーに使っていただいた結果、今年の4月に導入5000社を超え、現在(イベント開催当時)5,600社を超えたところです。
沢山のユーザーに支えられ、RPACommunityをはじめとするユーザーコミュニティで、ユーザー同士が集まり盛り上げてくれることに、とても感謝しています。
この3つが我々の強みだと考えていて、強いて言えば、他のRPAツールにはあまりないところではないかと自負しています。
セッション② ガチユーザーに聞いた WinActorへの要望
ここでは、かわっちさんが集めてきたWinActorユーザーの要望がズラリと紹介されました。
その中から幾つか、竹野さんにご回答いただきました。
・WinActor_DocumentsのJapaneseのファイル名は日本語にしてほしい
何故このような仕様になったかというと、英語版のWindowsにダウンロードした際に、文字化けが起きてしまうからです。
そのため、ファイル名は英数字にせざるを得ませんでした。
不便をおかけしていることは重々承知しておりますので、ver.7.2からは、より使い易い対応ができるよう実装しています。
・付箋はノードと一緒に移動してほしい
ver.7.2から対応しています。
・Windowsアプリケーションのオブジェクト認識をもっとできるようにして!
これもver.7.2で、かなり改善しています。
・インストール時のデフォルト保存先をユーザーフォルダではなく、「Program Files」など共通の場所にしてほしい。
WinActor管理者ユーザー用と一般ユーザー用のインストーラーの2通りがありますので、「管理者ユーザー用のインストーラー」を使うと「Program Files」の中に入ります。
等々、沢山の要望・質問から全てではないですが、時間の許す限りご回答いただきました。
開発責任者からWinActor ver 7.0の世界をご紹介!
発表内容
竹野さんから、ver 7.0についてお話いただきました。イベント参加者には、ここだけの情報としてver 7.2.0のお話もありました。
ver 7.2.0については、こちらの記事でも取り上げませんので、公式からのリリースを楽しみにお待ちください。
WinActor Ver.7シリーズは、WinActor Ver6シリーズをリメイクした全く新しいWinActorです。
Ver.7シリーズでは、最大の特徴である「現場フレンドリー」の思想を一層進化させ、誰もが使いやすいRPAを追求します。
特にVer.7には、次のような特徴があります。
アイコン、フローチャートの見た目やレイアウトの調整をした「GUI刷新」、シナリオエディタの大幅な改善を行う「開発環境刷新」、Javaが不要となった「非Java化」、旧バージョンのシナリオが実行可能な「これまでのWinActorとの関係」です。
Ver.7開発の目的は、GUI刷新したい、高速化したい、古いソースとさよならしたいということはもちろんのこと、これまで要望をいただきながら対応できなかった問題に応えたい。ユーザーの要望に対応したいという開発者の想いが込められています。
ver.6でも既に色々と努力してきましたが、シナリオ作成者の層が想像以上に拡がりました。
・フローチャートでシナリオ記述はまどろっこしい。もっとプログラミングライクに書きたい
・フローチャートでは難しすぎる。
・今まで通りフローチャートでシナリオ作成を進めたい。
これらの意見を、みんな取り入れたのが Ver7.0です。
UI・UXを刷新し、幅広い層のユーザーに使いやすい開発環境をVer.7では用意しています。新しくなったWinActorもぜひ体感していただきたいです。
その他にもVer.7での変更点や、近日リリース予定のVer7.2.0の最新情報(参加者のみに限定公開)までご紹介いただきました。
まとめ
最後はみんなで集合写真
RPACommunity WinActor Talk vol.1 集合写真
RPALT WinActor Talk vol.1にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
イラレコ支部のひぐっちゃんがオンラインで描いてくれた「オンラインイラレコ」もご紹介します。
イベントの様子はYouTubeで見ることができます。
「面白い」「為になった」と思っていただけたら、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
こちらのツイートまとめで、イベント参加者のリアルなコメントも併せてお楽しみください。
株式会社コミュカルが運営するコミュニティ・イベントマガジンです。
色々なコミュニティの魅力やイベントのレポートを届けていきます。
コメント