こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回は私たちが運営しているRPACommunityで開催したイベント RPALT京都 vol.2 ~魔法の自動化ツール~ の様子をお届けします。
目次
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はじめに
RPALT京都 vol.2 ~魔法の自動化ツール~ 概要
RPALT京都 vol.2 ~魔法の自動化ツール~は、2020年4月20日(月)にオンラインで開催。セミナー登壇企業は、ウイングアーク1st、サイボウズ、マイクロソフト、KDDI Web Communicationsでした。
今回のテーマは、京都支部主催の京女さんからのご要望・相談を受け、「RPAツール以外の、自動化を実現できるツールについて学ぶ」です。「魔法の自動化ツール」と名付けた特別回となりました。また、オンライン開催ですが、Zoomを利用して参加者が交流できるオンライン参加枠、そしてその様子をYouTubeで閲覧する配信枠を用意いたしました。
まずはMitzのオープニングトークから開始。RPACommunityの主旨、現状の説明では、「学びや情報は誰にでも平等に。情報格差を無くすコミュニティを目指す」という説明をさせていただきました。また、今回イベントの参加申し込み時に回答いただいたアンケート結果について共有させていただきました。
いろんな方が参加されています。#RPALT pic.twitter.com/lkV4cHkIbq
— Genta サックス&EWI講師 (@GENTASAX) April 20, 2020
京都主催トーク
「皆さん、お晩どす~」という京ことばからスタートした主催者トーク
京都支部主催のRPA京女さんは、情報システム部がRPAツールを導入したことをきっかけに、ご自身の業務を自動化することになり「自動化の解放感」に目覚めたとのこと。しかし、情報システム部との繋がりがほとんどなく、RPAの情報を求めRPABANK主催のRPA DIGITAL WORLD 東京へ出張。その際、私達コミュニティの出展ブースにてRPACommunityに出会い、笑いの中にアイデアが詰まっている優良なコミュニティと感じ、「京都にもこのコミュニティを!」という強い想いで、京都支部の主催として名乗り上げていただきました。
そして今回は、2020年4月時点でのコロナウイルス影響という時節柄もありますが、必要な情報や知らせたい情報をより多くの人に届けられるのでという想いもあり、全国へ向けたオンライン配信にて開催しました。
京都主催 RPA京女さん
オンライン乾杯の音頭は京都支部 運営メンバー げんたさんから。実際にビールで乾杯される参加者もいらっしゃいますが、げんたさんは「月曜日なのでお酒でなく水筒で乾杯!」
オンライン乾杯のスクリーンショット
参加者ライトニングトーク
登壇者の皆様
※イラストは横浜支部主催 浅利さんの手書き作品です。イベント中、ご自身のZoom画面に表示してイベントを盛り上げていただきました。
・RPA京女さん/予算なし!Excelで自動化!マクロも不要?
・GENTAさん(大阪呑み部主催)/ツールのアプリ化について考える
・若井さん/手芸屋がRPAで豊かになった話
発表スライド
京女さんからは、コロナ不況でも大丈夫、予算不要!Excelでできる自動化 LT。個人の売上・目標管理も、プロジェクトや部署単位での管理もExcel1つで出来ちゃう技の紹介。とは言っても、Excelを勉強しなさいという訳ではなく、関数も普段から使わないものはググるだけで沢山情報が出てきます。必要な情報を拾ってサクっと作る。
一番大切なのは「集計表を作ることではなく、課題を見つけること!」、時間は余計なことに使うのではなく大切なこと使おうというお話でした。
げんたさんからは、ツールのアプリ化について。一般的にアプリの特徴といえば、プログラミング知識不要、ボタン1つで解決、組合せ自由、機能がどんどん追加・アップデートされていくことなどが挙げられます。1から作る必要がなく、組み合わせ次第で可能性が増えることが魅力でもあります。
このアプリ化の波にのるべし!というお話でした。
最後は、手芸屋のIT担当 若井さんのLT。手芸屋に入社した日、伝票が5枚複写、発注書が手書き、FAXの注文書ならまだしも電話で注文が入る。というデジタルとは程遠い環境だったとのこと。
更にRPA導入にあたり「予算は出ない、システムは嫌い、セキュリティへの不安」との条件も。それを克服するRPAとして「Google スプレッドシート」「Google Apps Script」を駆使して魔法のRPAツールを作ったというお話でした。
ツールベンダーセミナー
登壇者の皆様
・「SPA」ウイングアーク1st 直江さん/今さら文書管理?「?」を「!」に変える文書活用ツールSPA
・「kintone」サイボウズ BBさん(大竹さん)/つなげても強い
・「PowerBI」Microsoft 岸さん/今日からあなたもデータアナリスト
・「Twilio」KDDI Web Communications 高橋さん/Before RPA ?デジタル化されないデータ達?
発表内容
SPAについて直江さんから、「文書管理の目的とは?」を軸にお話いただきました。企業活動の説明責任の実現を果たすためにも必要な文書管理、企業の業務や提供するサービス・商品に係るステークホルダーが適切な期間に適切な文書データにアクセスできることが重要です。
しかし、これら文書データの整理が中々難しい。そこで、電子文書活用ソリューションの「SPA」を使用し、ITの役割である「正確、かつ不正ない文書データの作成と管理」の点を解決しましょう。その先では、BIツールを使用して分析したりRPAツールを使用して基幹システムへ自動連携する事もできます。
他にも「紙で受領した請求書の処理 × テレワーク」を背景に電子文書にするメリットのお話もしていただき、とても分かりやすいセミナーでした。
BBさん(大竹さん)からは、「それkintoneでよくね?」話を紹介していただきました。
Web検索すると、「日報をExcelで入力、その後上司にメール、他の社員も営業状況が確認できるように営業管理システムにも登録という業務。これをRPAで自動化した」という例がありました。ただ、これは社員一人一人から日報が送られてきて、それを一つ一つ開いて確認する「上司大変じゃね!?」と気づきました。kintoneに置き換えると、業務内容を入力、登録されたタイミングで上司に通知が届き、他の社員も営業状況を確認できるという業務処理が、全てkintone上で簡単に完結します。
ただ実際の業務はもっと複雑なことも多い…という場合でも、プログラミングによるカスタマイズも可能なので「つなげちゃえば良いのです!」というお話でした。
マイクロソフト 岸さんからは、Power BIについて。最近よく耳にする「データ活用」ですが、70% の組織ではデータ活用が満足に進んでいないとのこと。というのも、様々な企業や場面でシステム化は進んでおり、データソース自体は増えているけれど、それを活用できる人材リソースが追い付いていないという現状があるからです。
そこで、誰でも簡単に使うことのできるPower BIを使用してデータ活用をしましょう、というお話です。Power BIではAIにも力を入れており、データを取り込むとマシンラーニングが働き自動でビジュアライズもしてくれます。
また、マイクロソフトが提供するOffice製品同士の連携もシームレスにできるため、Microsoft Teams上のタブにてPower BIを閲覧することも可能です。マイクロソフト社内では、営業の売上データだけでなく経費関連も全てPower BIで可視化されているそうです。
Microsoft Teamsのタブに埋め込まれたPower BIレポート
最後は赤い芸人こと、高橋さんからTwilioについてのセミナー。「Before RPA」をテーマに、RPAの前処理についてTwilioでできることをご紹介いただきました。音声通話、SMSやチャット、ビデオなどをクラウド上で使用できるコミュニケーションAPIのTwilio、例えばビデオ通話ができるProgrammable Videoやネガポジ判定ができるテキスト感情APIなどがあります。
「Twilio StudioをCOTOHAを使った感情分析デモ」や「Twilio CLIを使った電話架電デモ」で実際にどういうシーンで利用できるのかご紹介いただきました。
RPAを実現するには、データのデジタル化が避けられません。Twilioを活用すれば、今までデジタル化されてなかったものをデジタルに可視化することができます。電話やSMSを送信するのも、コマンド一つで実行でき、基本料も無く使った分だけ課金され無駄なコストがかからないTwilioをぜひ試してみてください。
まとめ
最後はみんなで集合写真
RPACommunity京都 vol.2 皆さん、オンライン参加ありがとうございました!顔出しOKの人を主にピックアップして掲載していますが、実際には約100人の参加者が集まってくださいました!月曜からご参加いただき、本当にありがとうございました??
こちらはイラレコ支部?ひぐっちゃんのイラレコ!イベントの様子がよく伝わってきますね。
RPACommunityのYouTubeチャンネルで動画も閲覧できます。今回、ブロードキャスト支部 おーいさんが担当として配信いただきました。
皆さま、是非チャンネル登録お願い致します。
イベントにご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
?Ayy :今回は、「魔法のツール」と称されたツールが沢山紹介されて、業務効率化に対する色々な角度でのアプローチを学べることができた新しい雰囲気のイベントになったね!オンラインだったけど、主催の京女さんは、着物を着て背景は京都の風景設定という「おもてなし主催」で、京都の雰囲気を味わうこともできたのも最高だったね!
Mitz:うん、RPAの目的は業務の自動化。それはRPAツールだけじゃなく他にも様々なツールで実現することができるというテーマは、ある意味RPACommunityで大切にしている主旨にもピッタリはまるから、本当に意義のある回になったし、それに興味を持った参加者が全国から集まって本当に良い盛り上がりになったね。全国のRPA従事者のためにこういった取り組みでイベントを開催しようと考えた京都支部メンバーの想いこそが「おもてなし」という事だね!次回のおもてなしにも期待です!
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