こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz&コミュニティマネージャー Ayyです。
2019年10月23日(水)から10月25日(金)の期間にて開催された「Japan IT Week 秋 2019 第3回 AI・業務自動化展」のレポート 後編です。
※前編はこちら
第3回 AI・業務自動化展
目次
1. ディヴォートソリューション「アシロボ」
アシロボ
中小企業向けRPAツールとして売り出しているディヴォートソリューションさんの「アシロボ」ブース。中小企業や大手企業の部署単位で導入できる次世代型RPAとのこと。
現場担当者がさっと作れるものを目指しており、3枚だけの画面構成で誰でも簡単に操作が可能だそうです。月額5万円/時給34円で 2ロボット利用でき、シナリオの上限もないので、中小企業だけでなく大手企業まで様々な企業で導入されています。
11月、12月と「製品説明会&ハンズオンセミナー」も開催されるとのこと。ここで「圧倒的低価格」と「現場担当者が簡単に使える」2つのポイントを体感することができます。
アシロボ 画面
2. ビースタイル
ビースタイル
ビースタイルさんのブース。RPACommunityにご参加いただいている方に「是非ブースへ」とお声がけいただきました。
ビースタイルさんの特長は、RPA 専門の部隊に正社員のエンジニアが60人もいること。つまり内製ができるという事ですね。だからこその安定した品質サービスを提供し、ゆくゆくはお客様の内製化を実現させることが目的だそうです。
Japan IT Weekにもエンジニアが実際に参加し、活き活きとコミュニケーションをとられていました。そういったコミュニケーション能力のあるエンジニアが揃っていることも大きな強みとのことでした。
また、無償でロボを作成したり、AI-OCRの読取りをお試しできる無償サービスもあるとのこと。
ビースタイル ソリューション 画面
3. トランスコスモス/DataRobot
トランスコスモス
DataRobot
トランスコスモスさんとの共同出展をしていたDataRobotさんのブース。マーケティング領域でのDataRobot導入はトランスコスモスさんが得意としているそうです。
「社内のデータサイエンティストを増やしたい」「マーケティングやCRMを改善するためにAI/機械学習を活用したい」という企業にお勧めな「DataRobot導入活用支援サービス」。ライセンス販売だけでなく、機械学習未経験でもデータサイエンティストになれるようにトランスコスモス独自の研修や、事前データ準備、事後の運用・改善までオプションでサポートしてくれます。
また、データサイエンティストがいなくて導入が難しい企業のために「DataRobotを活用したマーケティング/CRMアウトソーシング」もあるとのこと。業務をアウトソーシングし、そこで集積したデータをDMP「DECode」にデータを投入すれば、DataRobotを活用したマーケティングやCRMを実現してくれるとのことです。
4. 三和コムテック「AutoMate」
AutoMate
三和コムテックさんのRPAツール「AutoMate」のブース。
ここでは、AutoMateの3つの特長をご紹介。
一つ目は、HTML解析によるWebページ認識、クライアントアプリケーションのオブジェクト分析によるパーツ指定などにより、実行環境の変化に影響を受けない処理を定義できること。
二つ目は、70種類(700項目)の自動化機能があること。PCやサーバーの操作だけではなく、仮想化基盤、クラウドなどの操作にも対応しています。
三つ目は、自動起動トリガーの多様性。多彩な業務やシステムと自動処理のリアルタイム連携ができます。
AutoMate画面
番外編 ~自治体ブース~
AI・業務自動化展には自治体のブースもありましたので、そちらもご紹介します。
品川区
品川区では、積極的に自動化・ロボット化導入を推進しているそうです。
品川区内中小企業には省力化を目的とした、自動化・ロボット化に要する経費の一部を助成してもらえる制度もあります。最大助成額は、100万円。対象は品川区内に本社もしくは主な事業所を有する中小企業で、製造工程やサービス提供/事務作業等の一環で、一部もしくは全行程の省力化を目的とした自動化・ロボット化に係る改善事業になります。
その他、品川区のホームページに皆さんのロボット・RPA・AIを掲載することもできます。このような素晴らしい取組をされている品川区さん、今後RPACommunityとしても協力・コラボしていきたいです。
山口県
山口県ではIT企業・サテライトオフィスの立地を全力でサポートしてもらえます。
山口県は、都市部と比べて賃料が安くローコストで、澄んだ空気と豊かな自然のなか働きやすい環境があり、理想的なワーク・ライフ・バランスを実現できます。
支援もかなり手厚く、その地域ごとに支援制度が用意されています。特に若い方にどんどん来てもらい、山口県の良さを知って欲しいとのこと。テレワークが当たり前となってくるこの先、山口県へ拠点を増やすのも良いかもしれませんね。
所感
前編の所感でも触れましたが、過去のイベントにくらべ、「RPA単体ではなく他のソリューションを組み合わせた紹介」のブースが目立っており、AIと組み合わせての展示も多くなっていました。RPAというワードが浸透し、導入企業が増えたため、更に具体的な展示にシフトしていくのは当然の流れかと思います。ただ、全国でコミュニティイベントを実施しているからこそ感じるのですが、首都圏や大都市部では当たり前に見えても全国各地・地方ではまだまだRPA自体への理解はそれほど進んでいないのが現状。本当に導入が必要な企業に対して、正しく情報を伝え、そして本当に合うRPA導入を進められるためにはどうすればよいのか?また、導入の進んでいる都市部ですら、本当に効果が出ているのかというと、そうではないのがほとんどなのが実態と感じています。
こういった大規模イベントでの情報発信の在り方と情報収集のやりかた、コミュニティイベントでの情報収集のやりかた。考えることはまだまだ尽きないと改めて感じました。
※本展は業界関係者のための商談展です。一般の方のご入場はできません。
展示会名:第3回 AI・業務自動化展【秋】
会期:2019年10月23日(水)~25日(金) 10時~18時
会場:幕張メッセ 4~8ホール
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