こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz&コミュニティマネージャー Ayyです。
9月13日(金)に開催された、国内シェアNo.1のRPA製品「WinActor」のユーザーイベント「WinActorラウンジ2019」の参加レポートです。?
WinActorラウンジ 2019
こちらのイベント、メインルームと4つのサブルームで構成されたプログラムとなっておりましたが、今回私たちはサブルーム4で行われたNTTDATA Sessionの中から「【WinDirector】ビギナーセッション」と「ユーザーフォーラム -オフライン座談会-」の様子をお伝えします。
プログラム
目次
目次
【WinDirector】ビギナーセッション
WinDirector ビギナーセッション アジェンダ
RPAソリューション担当 課長代理 村岡亜希子さん と ピクトくん
こちらは、WinActorの管理ツールがあることは知っているけれど、具体的にどう動かせて、何ができるのかが分からないというユーザーに向けて、WinActorの管理ツールである「WinDirector」の機能や操作感を紹介するセッションです。
WinActorを使って自動化が進んだものの、「ロボットの数が多くて、把握できない!」「効率的に利用できているのかな?」など、その先の悩みを抱えている人のお悩みを解決してくれるのが「WinDirector」です。
そんなWinDirectorの5大機能はこちら。これらの機能がユーザーの悩みを解決してくれます。
1.ユーザー権限管理
2.シナリオ登録
3.ログ取得
4.ジョブ登録/実行スケジュール管理
5.ダッシュボード
例えば、野良ロボ対策として細やかな「権限管理」ができるという特徴があります。
各ユーザーにシステム管理者権限を割り振ることはもちろん、「カスタマイズ」を選択して、機能一つ一つに対しての権限を付与することも可能です。
WinDirectorの管理・統制の流れ
また、今年の11月リリース予定「WinDirector v2.2」の概要も紹介されました。
v2.2では以下3つの強化が実現されます。
1.ユーザーの操作ログ、ジョブ実行指示・結果ログの収集・取得機能の強化を図る「監査機能の強化」
2.シナリオファイル等の各種ファイル管理における機密性の強化、ライセンス管理における端末管理機能の強化を図る「セキュリティの強化」
3.ジョブ管理機能の強化、シナリオ管理機能の強化を図る「管理機能の強化」
セキュリティの強化
ジョブ管理機能の強化
他にも、WinDirector と WinActor Manager on Cloudの選定のポイントについてのお話や、参加者の方々の質問にNTTデータがその場で応えるQAタイムもあり、ユーザーの気になる情報が盛り沢山の内容となっていました。
WinDirectorとWinActor Manager on Cloud 選定のポイント
ユーザーフォーラム ―オフライン座談会―
WinActorユーザー同士が自由に知識・ナレッジを共有することを目的とした技術コミュニケーションサイト「ユーザーフォーラム」。
こちらのセッションは、そのユーザーフォーラムで活躍しているTOPユーザーがサイトを飛び出し、「ユーザー目線のあれこれ」をざっくばらんに語る「オフライン座談会」です。TOPユーザーの生の声が聞けるということで注目度も非常に高く、立ち見の参加者の方がいるほどでした。
ユーザーフォーラム オフライン座談会
登壇者の紹介
まずはトップユーザー上位3名の方を表彰する表彰式からスタート。kenjiさん、スクリプト探求者さん、hamuさんの3名に特注の盾が贈呈されました。
WinActorユーザーなら誰もが憧れるトップユーザーとしての表彰。皆さんも、ぜひ来年の受賞に向けて「ユーザーフォーラム」の盛り上げに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
表彰の後、メインの「パネルディスカッション」が始まりました。
最初のテーマ「既存ライブラリと自作スクリプトをどのように使い分けていますか?」
ライブラリは効率よく活用できると、ロボット作成スピードにも大きく影響してくるので気になるところ。TOPユーザーたちの回答はこちら。(お名前については敬称略。)
tate:既存で可能なら既存ライブラリを使い、ない場合は似たようなものがないかユーザーフォーラムで探すようにしている。また、ライブラリ名の頭に★をつけて自作かどうか判断しやすくしている。
BETTY:共通化しやすいように、ライブラリのノードの中で複数アクションを登録しないようにしている。
2番目のテーマ「社内展開をどのように進めていますか?」
RPA推進を個人で進めていくには限界もあり、周囲に展開していくことが非常に大切と言われていますね。
nk_tecroom:ファーストロボットを大切にしている。さくっと簡単なものを作り「すごい!」「嬉しい!」と思ってもらうことで、現場の方も開発者自身も嬉しくなるので、そこから広げていくようにしている。
kenji:RPA導入したのは半年ほどだが、一つの工夫としてRPAチームで社内に聞き取り、全体会議の場でデモンストレーションをして社内周知をしていった。
another solution:設計と運用面についてしっかり管理し、スピード感を実感できたり、真似してみたいと思われるような事例を作っていく。エンジニアには当たり前に思われるところではありますが、コーディング規約やコードレビューも最近始めました。
3番目のテーマ「他のRPAツールと比較して、WinActorの魅力とは?また、追加してほしい機能は何ですか?」
トップユーザーが感じるWinActorの魅力。こちらはすべてのユーザーが気になるところ。
hamu:プログラミング未経験から始めたが、分かりやすいアイコンにとっつきやすさを感じた。他社のRPAツールは英語であったり、ぱっと見で何を意味しているのか分からないアイコンもあり理解するのに苦労した。実行版のライセンスなど、実行版にも若干編集機能が備わっていると嬉しい。
another solution:作ったものを説明するための動画出力機能やサブルーチンのレコメンド機能などが欲しい。
saku:事務職から始めたため、プログラミングは分からない。そこで、会社で契約しているオンサイトのサポートパックでは、NTTデータの技術者に直接質問できるためとても助かっている。ライブラリのバージョンを管理できる機能があれば嬉しい。
最後のテーマ「ユーザーフォーラムに今後期待していることは何ですか?」
ユーザー同士やユーザーとベンダーがコミュニケーションを取ることができるユーザーフォーラム。ユーザー、ベンダー双方の発展のためにも今後期待することには注目が集まります。
スクリプト探究者:最近、回答をしすぎて自分の回答を見つけるのが困難になってきたので、フォーラムの機能改善をしてほしい。
kenji:他のフォーラムと比べると、質問と回答のスムーズなやりとりがされている気はしている。
シナリオファイルの簡単なやりとりができたら、もっといいなと思う。
フォーラムで回答を寄せられたシナリオを、プチライブラリやクラウドサービス等でインストールできるなど、他の人たちも使いやすいものができるといい。
hamu:コメント欄に画像貼り付けもできるようになると尚良い。
nk_tecroom :現在のフォーラムも活発で良いと思うが、更によくするにはオフラインで集まって話し合う場もほしい!例えば、一人でRPAを担当されている方など悩みを持っている方が集まって悩みを共有できるオフラインのフォーラムも欲しい!
最後には、参加からトップユーザー向けのQAタイムもあり、新しくなったWinActorコミュニティサービスの紹介もありました!9月30日に刷新予定というコミュニティサービス、こちらを活発に利用するとフクロウが育っていくという仕掛けもあるそうです!
新しくなったWinActorコミュニティサービス
所感
以上、WinActorラウンジ2019 サブルーム4より、「【WinDirector】ビギナーセッション」と「ユーザーフォーラム -オフライン座談会-」のレポートでした。
私たちはオフラインのコミュニティRPACommunityを運営している立場ですが、今回のようなオンラインのコミュニティ・フォーラムの存在は非常に興味がありました。積極的なユーザーが居るからこそ盛り上がるのはオンラインでもオフラインでも同じ。
ですが、それをサポートする企業側の体制や仕組みも本当に大事だとあらためて感じるとともに、RPACommunityにもオフラインの「WinActor支部」がありますので、今後WinActorラウンジ・ユーザーフォーラムにも積極的にやり取りをさせていただき、相互的に楽しく盛り上がれるよう活動をしていこうと感じました。
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