こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz&コミュニティマネージャー Ayyです。
7月30日(火)に開催された「UiPath AI EXPO ~ロボットにAI?を込めて~」の参加レポートです。?
RPA × AIの連携を強めるためグローバルで200社を超えるテクノロジーベンダーと協業し、国内でもおよそ30社のAIベンダーとの協業を進めているUiPath。そんなUiPathのRPA × AIへの取り組み、各テクノロジーと連携した自動化の世界が紹介されたイベントでした。そんなイベントの様子をご紹介いたします。
UiPath AI EXPO
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目次
OCRブース Cogent Labs
Cogent Labs
RPACommunity AI-OCR支部でも登壇していただいたCogent Labsさんのブースでは「Tegaki」が紹介されていました。
今まで難しかった手書き文字の認識精度の高さを誇る「Tegaki」の4つの特長をご紹介。
ディープラーニングを活用し、データを処理しながら学習することで、読み取り精度が継続的に向上する「学習性」。
トレーニングデータを用意することで、各業界特有の業界用語や多言語へ対応することが可能となる「拡張性」。
活字・手書き文字に加えチェックボックス・丸囲い文字・複数行文章などを読み取りが可能で、読み取り範囲は専用ツールですぐに設定ができる「利便性」。
従来の人手によるデータ入力に比べ、大幅にコストを削減し、業務効率化を促進することができる「経済性」
またブースでは、UiPathとの連携デモや最新の導入事例が紹介されていました。
Tegaki 画面
OCRブース AI inside
AI inside
次も同じくRPACommunity AI-OCR支部で登壇いただいたAI insideさんのブース。こちらでは「DX Suite」が紹介されていました。
最近では、マーケットプレイス「UiPath Go!」を通じてAI-OCRソリューション「DX Suite」との連携を実現する、開発キット「AI-OCR workflow for AI inside – DX Suite」の無料配布も開始されましたね。
こちらを活用することで、ドキュメント画像のフォルダ格納、ドキュメント画像アップロード、文字認識、読取り結果CSVダウンロード、システムへのデータ連携といった一連の流れをUiPathで自動化可能となるそうです。
他にもDX Suiteの導入事例として、人事・人材マネジメント領域の最先端の情報提供を行う研究所やNTT西日本グループのBPOチームで活用された事例が紹介されていました。
UiPath × DX Suite(AI-OCR)連携キット
OCRブース ファーストアカウンティング
ファーストアカウンティング
こちらも、RPACommunityイベントで登壇実績のあるファーストアカウンティングさん。
ファーストアカウンティングさんは、経理業務に特化したAI開発を得意とされています。画像から文字入力の自動化を実現する「AI領収書/請求書/預金通帳 読取りAPIサービス」や勘定科目を推論し仕訳の自動化を実現する「AI自動仕訳 APIサービス」が紹介されていました。
これらのサービスは、スキャナーや複合機でスキャンした通帳や、カメラなどで撮影した領収書画像をテキストに自動変換したり、数十万件の実際の仕訳データで深層学習したAIにより、入力された金額や取引先等のデータを元に自動で仕訳(勘定科目推論)を行ったりと人工知能を活用したソリューションになっています。
最近では、AIとRPA(UiPath)による経費精算業務を自動化する取り組みを開始しており、第一弾として、ソフトバンクグループであるSBモバイルサービスさんにて採用されたそうです。
AIブース aiforce solutions
aiforce solutions
こちらのAIブース、aiforce solutionsさんではAI × RPAとして「AMATERAS RAY」が紹介されていました。
「AMATERAS RAY」の特徴は、データ分析の専門家ではなくとも、実際の業務に携わる営業部やマーケティング部の担当者でも最適な予測を、自ら、簡単に、何度も検証することが可能なところです。このAMATERAS RAYとUiPath連携ソリューションは「UiPath Go!」より提供されています。
また、AI教育にも力を入れているそうで、子育て・家族の転勤・介護等の理由で働く場に制限を抱える女性の復職を支援する事を目的とした「AI女子教育・派遣支援」も行っています。
この日は、UiPath AI EXPO 来場者限定で東北大学や早稲田大学で実施している「AI講義」の一部を無料体験できるミニセミナーも開催されていました。
aiforce solutions 画面
UiPathブース
UiPathブース
UiPath Go!
そして、最後はこの日のメインであるUiPathブース。UiPathの製品情報やテクノロジー連携の取り組みなど、最新の情報をお届けするUiPathによる展示ブースとなっていました。
ブースコンテンツは、「UiPath Go!」「UiPathのAI技術」「基本説明(製品紹介/推進体制)」「AI Fabric(AI開発企業との連携プラットフォーム)」の4つが紹介されていました。
UiPath AI EXPOということで、「AI Fabric」というAI開発企業との連携プラットフォームが紹介されていました。こちらを使うことで、UiPath Studio でAIスキルを直接RPAワークフローにドラッグ&ドロップし、UiPath Orchestrator でAIスキルをデプロイおよび管理することができます。
その他にも、日本語版もスタートした「UiPath Go!」は特に注目されている印象でした。UiPathユーザーにとってはお馴染みかと思いますが、「UiPath Go!」とはRPA 再利用可能コンポーネントを多数公開しているマーケットプレイスのことです。
コミュニティ全体でのRPAの開発および導入にかかる工数を削減し、RPA業界の拡大とエコシステムの構築を促進、人と人をつなぐコミュニティプラットフォーム UiPath Connect! とも連携することが可能です。もちろん、AI関連のコンポーネントも用意されています。
UiPathブースにて熱く語り合うUiPathの方とUiPathユーザーの方々
所感
今回、UiPath初のRPA×AIのイベントということでしたが、UiPathのコンセプト通り新たな自動化の世界を垣間見ることができました。また、オリジナルドリンクコーナーにはPHOTO SPOTもあり、UiPathファンを熱くさせ楽しみながら学べるイベントでした。
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