こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回は静岡で初めての開催となったRPACommunity静岡 vol.1イベントの様子をお届けします。
はじめに
オープニング RPACommunity主催 Mitz「コミュニティ&趣旨説明」
RPACommunity主催 Mitz
記念すべき静岡初開催。
毎度お馴染みになりつつあるRPA Community主催のMitzより「なぜコミュニティで学ぶのか」や「RPAの本質」についてお話しました。曖昧でフェイクも混ざっているオンラインの情報ではなく、企業が開催する営業目線のイベントでもなく、オフラインでユーザー同士が意見を交わすからこそユーザーが本当に求めるリアルな情報を共有できるのがオフラインコミュニティです。
そして、「働き方改革」が謳われる現代においてRPAとは業務を効率化して働く人を幸せにする「手段」として活用していきたい。このことを一人でも多くの人に伝えたいと思い、このコミュニティを立ち上げました。
RPA初心者に向けたお話もさせていただきましたが、皆さん本当に真剣に聞いていただきました。
静岡開催説明 Yoshihiro.Suzuki「静岡支部立ち上げへの思い」
RPACommunity静岡主催 Suzukiさん
好きなRPAツールはWinActor!というRPACommunity静岡主催 鈴木さんより静岡開催への熱い想いについて。
静岡の特徴は3つ。
・あらゆる面が全国平均、企業が新製品を販売する前の試験販売を行いやすい
・横にとても長い
・広大な土地の為、西部、中部、東部によって人柄も違う
一見まとまりがないようにもみえる静岡。2005年から人口が減少し続けているという課題もあり…、今こそ静岡を盛り上げて人口を増やそう!
そんな想いを持つSuzukiさんは、アマゾン ウェブ サービスのユーザーグループコミュニティのイベント「JAWS-UG」でMitzと出会い「RPACommunity」の存在を知り、意気投合したのがきっかけで「RPACommunity静岡」が誕生し今回のイベントが実現しました。
また、初心者セミナーとして交通費申請のデモ動画をご紹介。動画の内容は、交通費の申請情報に変更があった社員だけExcelファイルにマーキングするというもの。
「一見単純そうに見えるけれど、人が担当しており時間のかかっている作業をまずは自動化していくことをお勧めします。」とのことでした。
RPACommunity静岡主催 Suzukiさん スライド
前半の部
会場スポンサー:LTS 猪良 幸太郎さん「コンサルティング会社が話すデジタル化プロジェクトにおける落とし穴とは!?」
会場スポンサー LTS社より 猪良さん
LTS猪良さんは事例を交えたお話をしてくださいました。
LTSのサービスは、「お客様の現場に入り込み、ただ外からコンサルするだけでなく、中に入ってお客様に寄り添ったコンサル」をしています。
とはいえ、デジタル化って難しいですよね。今回は、RPAだけでなくITプロジェクトに共通するお話です。
あるお客様より「BIツールを入れたい」という要望がありました。ヒアリングをしてみると「BIツールにデータを全て繋げ、レポートを作ることで、より効率的で効果の高い業務に繋げたい」とのこと。そこで、蓋を開けてみると帳票数は合計で500超。流石に500個ものBIツールは作れないので、不要な帳票は統廃合するところから始めました。
その後の顛末は下記のように。
・目的から見直す時間がなかったため、まずは帳票の絞りから実施し、Excel作業をBIに統合
・その後、「BIを用いた分析に関する啓蒙やトレーニング」を実施
・数字が見えるようになることで啓蒙活動が促進!
これらの教訓として、「取組みの目的を明確にする」ことが大切だと感じました。それがなければ、どんなITツールを入れたとしても、成功は難しくなります。今回の事例はBIツールでしたが、RPAでも同じことがいえますよね。
会場スポンサー LTS 猪良さん スライド
RPAベンダーセッション:Automation Anywhere 長橋 明子さん「エンジニアでなくてもRPAを内製できる!Automation Anywhereについて」
Automation Anywhere 長橋さん
なんと今月Automation Anywhereへ入社したばかり&静岡県静岡市出身 長橋さんのセッション。
RPAは女性の活躍を後押しできるものです。というのも、未だに女性の賃金の方が約30%低いという男女の賃金格差問題。事務などバックオフィス業務の担当者は6割が女性という現状がある中、RPAを活用すれば面倒な手作業から解放され、付加価値の高いスキルを身に着けることができるようになります。
長橋さんは「RPAに取り組んで、成果につなげようとしている人や企業を応援したい!」という想いで中の人になったそうです。
2800社を超える多様な業界のお客様をもつAutomation Anywhere。
そんなAutomation Anywhereについて、ざっくり理解できる3つの特長をご紹介してくれました。
その1.エンジニアでなくても内製できる
その2.全社レベルでの管理・展開が可能
その3.RPAに加えてAIやBIを活用できる
実際に試してみたいと思った方は、「フリートライアル版」でまずは触ってみましょう!
Automation Anywhere 長橋さん スライド
後半の部
懇親会スポンサー:LTS 野田さん「RPACommunityの懇親会の意義を考えてみた」
懇親会スポンサー LTS社より 野田さん
「人 信じられますか?」「RPA × 人信じられますか?」という問いから始まった懇親会スポンサー LTS 野田さんのお話。?
RPAに向いている人は、文系でもいいのか?理系じゃないと難しいのではないか?という質問がありますが、どっちでもいいです。
LTSで入社半年後からRPAプロジェクトに従事したのは、文系人間科学部卒、卒論も心理学の内容、マクロ経験0の人でした。しかし、そんな彼も今では、RPA分野でとても活躍しています。
そこで、大切なのは「調べ力」だと思いました。それもただ調べるだけでなく、積極的に自ら楽しんで調べていくことが大切です!なので、今回のイベントに参加された方も、懇親会まで色々な人とコミュニケーションをとって、楽しく情報交換をしていってください!
懇親会スポンサー LTS 野田さん スライド
ロボティク子さん「RPAとダイバシティと私♪」
ロボティク子さん
ロボティク子ことTOKAIヒューマンリソースエボル 北田 五月さん。RPACommunity静岡の立ち上げ・運営にもご協力いただいています。
そんな北田さんからは社内の「RPAシスターズ」という4人の女性たちについてのLT。
前職でのRPAシスターズは、「スキルを発揮できる仕事がしたい」という想いを持っているにも関わらず、ママや転勤族の妻であったりと家庭の事情で長時間働くことが難しく、条件や希望に沿った仕事をさせてもらえませんでした。
そんな時にTOKAIでRPAと出会い、時短勤務であっても実績を出し、生き生きと仕事ができるようになりました。
また今後は、女性だけではなく、主夫やシニア等より様々な方の活躍にRPAを活かしていきたい!という熱いLTでした。
Daisuke_Hayashiさん「今日からRPA兼務します。」
Hayashiさん
経理部所属、RPA歴10か月、WinActor使いのHayashiさんのLT。
ある日突然、役員だらけの「RPAプロジェクトキックオフ」に呼ばれ、RPAを始めることになりました。
変数、絶対パス、四則演算、ドキュメント、ウインドウ識別などなど、用語もなんのことだかさっぱり…。かたや期待は大きく、「経理部の未来は君にかかっている」とまで言われてしまい、プレッシャーだらけだったそうです。しかし、着々と開発を進め、部内への展開もしていきました。開発の時に大切にしたのは、会社の教えである「TTP」。これは「とにかく、徹底的に、パクる」という意味です。
そして、数百人が参加する社内報告会でRPAの実績を報告したところ、社長をはじめ、重役の方々から声をかけられ、「経理部を変えたい」という密かな野望が生まれました。
みんなが気になるRPAサクセスストーリーでした。
shuta_satoさん「社内のRPA案件を見つけよう」
satoさん
RPACommunity本体でもお話してくださったsatoさんのLT。
「社内にRPA入れたいけど、何をRPA化しよう…」というときに使える5つのステップをご紹介。
STEP1:スケジュールを収集
STEP2:業務をリスト化 (非定型なのか定型なのか等)
STEP3:業務を仕分け (RPA化できる?できない?)
STEP4:業務をプロット (可視化すると上司への説得もしやすい)
STEP5:業務を分類
この5つのステップを踏むことで、Let’s RPA Enjoy!
AI-OCRベンダーセッション:AI-OCRジジラ(株式会社アジラ)/小泉さん「AI-OCRがRPAツールと一緒にできること」
AI-OCRジジラ(株式会社アジラ) 小泉さん
画像認識技術を中心としたAIスタートアップ企業、アジラ&実家は会場近くの商店街の眼鏡屋さん 小泉さんのお話。
最近では、画像ファイル内の手書き文字や活字を読み取り、コンピューター上で利用できるようテキスト化するディープラーニング技術を活用した「AI-OCR」が登場しています。帳票の打ち込み等はAI-OCRに任せ、社内基幹システムへの出力をRPAツールが担当するという流れが一般的です。
帳票の用意やデジタル化こそ人間がする必要がありますが、RPAツールとAI-OCRを組み合わせることで、業務の3分の2を自動化できます。
そんなAI-OCRの導入方法は主に2つです。
①RPAとAI-OCRの連携を前傾に扱っているベンダーに、まとめてお見積りをしてもらい、導入する
②RPAツールとAI-OCRそれぞれのベンダーに、別個に見積もりをしてもらい、導入してもらう
7月にリリースしたばかりのジジラは手書きと活字の帳票両方に活用でき、クラウドサービスによる提供をしています!ご興味ある方は是非お試しください。
AI-OCRジジラ(株式会社アジラ) 小泉さん スライド
RPAベンダーセッション:WinActor(NTT-AT)/堀野 美奈子さん「AI-OCRがRPAツールと一緒にできること」
WinActor 堀野さん
現場フレンドリーな純国産RPAツール 約3600社に導入されました!WinActor 堀野さん。
WinActorは、現場で磨き抜かれた使いやすさ、シナリオ作成のための豊富なライブラリ、使いやすいフローチャートでのシナリオ作成といった面からも「女性の活躍」の後押しにもなるツールとなっています。
また、WinActorのシナリオの作成・メンテナンスは、プログラミング経験のない現場担当者が主体となって行っているため、現場フレンドリーなツールが実現できています。現場の業務を熟知した人材が、シナリオ作成や業務改善アドバイザーとしてキャリアチェンジし、活躍していくことも可能です。シナリオライターとなると時給がアップするというメリットもあります。
WinActor6.0の機能概要についてのご紹介も。ユーザーからは「メール受信機能」や「付箋機能」、「WinActorノート」などに喜びの声があがっています。
他にも「WinActor Manager on Cloud」のご紹介など、静岡でもコンテンツ盛り沢山なセッションをしていただきました。
WinActor 堀野さん スライド
まとめ
最後はみんなで集合写真
RPACommunity 静岡 vol.1 静岡茶・静岡ビールをもって集合写真
懇親会ドリンクは静岡麦酒!
記念すべき静岡での第1回「RPACommunity 静岡 vol.1」大盛況でした!皆さんありがとうございました!!
?Ayy :初の静岡開催、「静岡で開催してくれてありがとう」という感謝の声も沢山もらえたし開催してよかったね!懇親会ドリンクもLTSさんが静岡茶と静岡麦酒を用意してくれて、より盛り上がったんじゃないかな♪
Mitz:うん、静岡ビールに静岡茶、これは皆さん喜んでたね!東西に長い静岡県では静岡と浜松どちらで開催すべきか悩ましいところだったけど、結果的に静岡で開催した初回は予想以上に参加者が多く本当に大成功だったね。懇親会でも皆さん最後まで活発にコミュニケーションを取り合ってて、熱い想いが伝わるイベントだった。次は浜松でも盛り上げよう!
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