こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回はCMC_Meetupという「コミュニティマーケティングの可能性について、情報を発信、共有、流通していくコミュニティ」のイベントに参加してきました。 その様子をレポートいたします。
参加したのはvol.12「コミュニティマーケティングのおさらい」編です。
会場の様子 参加者は200人の満席御礼!流石CMC!!
産後1か月で司会進行を務める 藤井さん。「コミュニティ愛」を感じます。
はじめに
CMC_Meetup主宰?小島?英揮さん「『ビジネスも人生もグロースさせる?コミュニティマーケティング』の著者が語るコミュニティマーケティングの基礎」
小島さん
2年前にCMCを発足し、今年3月に書籍「ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング」を出版された小島さんのお話からスタートしました。
コミュニティマーケティングにとって大切なポイントは、「Sell Through the Community」。正しい人に正しく伝わる方法のことをいいます。というのも、コミュニティでは有名人や偉い人の声より、その商品やサービスを使っていて本当に価値や魅力を理解しているファンの声の方が響くのです。
Sell Through the Community
CMCでは、コミュニティマーケティングを可視化したTEDの動画も有名です。ムーブメントをどう起こすのかがとても分かりやすく説明されています。まだ見たことない方は是非ご覧ください。
お話の全容は書ききれないので、「コミュニティ成長のためのマジック3」を簡単にご紹介。
①基本原則:3つのファースト
何の集まりなのか明確にする「コンテキストファースト」、オフラインでインプットし、オンラインでアウトプットするという拡大サイクルの「オフラインファースト 」と「アウトプットファースト」があります。
②メンバー:3つのレイヤー
「リーダー」、「フォロワー」、インプットのみで興味はあるけど参加できていない「ワナビーズ」の3つに分類することができます。
③ベクトル:3つの成長軸
コミュニティ成長には「自走化」、「地方展開」、「株分け」の3軸があります。
マジック3
詳細が気になる方は、小島さんの著書をご覧いただくかCMC_Meetupにご参加ください!(宣伝です!笑)
小島さん著書
前半の部
Chatwork Caf??越ヶ谷泰行さん「今、コミュニティに取り組むべき527の理由」
越ヶ谷さん
前任の藤井さんが産休に入ったことから、コミュニティ担当者になった越ヶ谷さんのLT。
コミュニティマーケティングを推進するためのマインドセットとして難しかったのは、新しい領域のため成功パターンがみえないこと。コミュニティが成功した未来・ビジョンをどれだけ描けているかが重要だと感じたそうです。
そこで、マインドマップを利用して、コミュニティマーケティングを行うことによる企業と自分へのメリットをひたすら書き出し、自分の中のマインドセットを明確にしました。そうすることで、世界の誰よりも、いかに自社にコミュニティが役立つのかが理解できたそうです。
タイトルの「527の理由」というのは、マインドマップで出てきたChatwork Caf?のメリット数でした!
越ヶ谷さん スライド
PIXTAクリエイターコミュニティ 川西克典さん「CMC転職した私がCMCの考え方を浸透させようとした話」
川西さん
CMCがきっかけで、大手繊維メーカーの情報システム部から転職したという川西さんのLT。
コミュニティの「スケール」と「スピード感」のために、社内への浸透が必要!
そこで、コミュニティ情報のアウトプットとして以下を実践したそうです。
・コミュニティ関係の記事のシェア
・関連本の回覧
・勉強会・セミナーの参加レポートの共有
役員会議や全社会議で、コミュニティ施策の説明をするときも「自身の言葉で伝える」ことが重要です。
けれど、やっぱり一番大切なのは「コミュニティ愛」とのこと。とても共感できるお話でした!
川西さん スライド
スナップマート株式会社 岡洋介さん「SNSマーケティングで活用するコミュニティマーケティング」
岡さん
SNSマーケティングとコミュニティの親和性について岡さんのLT。
Attentionに比重を置いた施策が多いSNSマーケティング。マスメディアの代替として、フォロワー数やリーチ数、インプレッション数を求めたSNSの活用が多いですが、コミュニケーションツールとして使うべきだと考えています。その対応策として、ファンにUGC(User Generated Contents)、口コミを増やしてもらうことに注力しています。
ここがコミュニティマーケティングにも通じていて、同じファン同士を集める「①オフラインファースト」、興味が一致していたり趣旨に賛同してくれる「②コンテキストファースト」、SNS投稿へのきっかけをつくる「③アウトプットファースト」の基本原則が両者の共通言語であると考えています!
岡さん スライド
コルクラボ 坂本岳之さん 「コミュニティをメンテナンスする『心の保健室』の取り組み」
坂本さん
精神科の元看護師の坂本さんのLT。
3000人以上の患者さんの退院に立ち会うなかで、再入院してしまう方も多いそうです。そうなってしまわないためにも、退院後に良いコミュニティに所属しているかどうかはとても重要です。
しかし、なじめないまま離脱する人や所属してるけど活動しないという人が多いという課題が。これは「心のモヤモヤ」が原因です。
そこで、モヤモヤを吐き出せる場として「心の保健室」を開設しました。そもそも相談に来るということは、自分ゴト化し、アウトプットができるということ。「心の保健室」では近しい人には話しづらいモヤモヤも話すことで、モヤモヤが整理されコミュニティの価値も上がるという効果を得たそうです。
メンテナンスすることで、安心して次の行動に進めるというステキなLTでした。
坂本さん スライド
KARTE Friends Community?平岡志織さん「Communityチーム立ち上げからの3ヶ月」
平岡さん
KARTE Friends Communityの平岡さんのLT。
なんとコミュニティチームを立ち上げて、まだ3か月。相方と2人(平岡さん:Hilary、安藤さん:Andreというコンビ)でコミュニティとは何かから、参加方法やルールなどを考えていったそうです。
Meetup開催回数は増やそうということで、月一開催はマストに。また、全体のプログラムを「セッション→グループワーク→新機能の発表→懇親会」にし、セミナー感のない参加型コミュニティの雰囲気を作りました。
社内では、全社会議で話すことで共通認識を持ってもらうようにしました。コミュニティの日程を全社員向けカレンダーに登録したり、毎日言い続ける・発信することで社内を巻き込んでいくようにしました。
今後は、オンラインコミュニティにもTRYしたいと考えているそうです!
平岡さん スライド
チャラ電Mitz「コミュニティプロデューサーで生計を立ててます」
チャラ電Mitz
この日は、MitzもLT登壇しました。
コミュニティプロデューサーで生計を立ててます、という内容。一部をご紹介。
コミュニティのメリットは、ユーザーが本当に求めている情報を引き出せる、ファンがファンを作り出してくれるということが挙げられます。反対に、デメリットと言えば、「運営が難しい」。それだけです。
また運営の鉄則は、ノーセールスであること、企業側が表に出すぎないことだと考えています。
その他に「プロのコミュニティプロデューサー」としてのコミュニティ運営ポイント等をお話しました。詳細については資料を公開しているので、是非そちらをご覧ください!
後半の部
コミュニティマーケティングに関するQ&A
Q&Aタイム
イベント後半は、たっぷり45分間のQ&Aタイム。小島さんがファシリテートし、この日のLT登壇者6名と一緒に参加者からの質問に回答。
内容はトゥギャッターより抜粋させていただきました。
質問 スライド
KPI設定について
LTはどんなテーマが望ましいか?
懇親会の重要性
私達もコミュニティを運営する立場。参加者のみなさんからの質問も、小島さん&登壇者の回答も、改めて気づくことが多く、非常に勉強になったQ&Aタイムでした!
まとめ
最後はみんなで集合写真
懇親会の様子
CMC_Meetup vol.12 、イベント開始前から懇親会の終わりまで、運営スタッフの方も参加者の方も皆さん本当に熱意・熱量が高く、とても濃い時間が過ごせました。また、いち参加者・登壇者として本当に学びが多く、そして楽しめるイベントでした。CMC_Meetup運営スタッフの皆さん、運営ありがとうございました!!
?Ayy :何よりも驚いたのが、ツイートの量!わたしたちが運営しているコミュニティも、もっと多くの参加者にツイートしてもらって、インプットだけじゃなくアウトプットもできて、本当に学びの場となるイベントにしたいね。
Mitz:うん、アウトプットすることは本当に大事。小島さんが、そしてCMC_Meetupが大事にしているポイントの一つ「アウトプットファースト」、その大切さを実感しているコミュニティ運営者が多く集まるCMC_Meetup。ツイートの量も質も本当に圧巻だよね。今回得た学びと熱い想いを今後のコミュニティ運営に活かしていこう!ちなみに、このCMC_Meetupは私が最もリスペクトしているコミュニティの一つで、私がコミュニティプロデューサーとして生きていくきっかけになったのもCMC_Meetup!というのは余談!
株式会社コミュカルが運営するコミュニティ・イベントマガジンです。
色々なコミュニティの魅力やイベントのレポートを届けていきます。
コメント