こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回は私たちが運営しているRPACommunityで開催したイベント?RPALT vol.9の様子をお届けします。
会場の様子 満員御礼!
はじめに
オープニング RPACommunity主催 Mitz「コミュニティ&趣旨説明」
RPACommunity 主催Mitz
この日は参加者の半数以上が初参加だったRPALT vol.9。
RPA Community主催のMitzより「なぜコミュニティで学ぶのか」や「RPAの本質」についてお話しました。曖昧でフェイクも混ざっているオンラインの情報や企業が開催する営業目線のイベントでもなく、オフラインでユーザー同士が意見を交わすからこそユーザーが本当に求めるリアルな情報を共有できるのがオフラインコミュニティです。
RPACommunityの想いは、RPAへの取組み、IT技術の活用をきっかけに仲間やお客様、家族、そして自分自身の幸せへと繋ぐことができることを願っています。
前半の部
会場スポンサー Mitz feat RPABANK「RPA DIGITAL WORLDの紹介」
Tweetより 会場スポンサー RPABANK
今回の会場スポンサーはRPABANK。お洒落な会場を貸し切りです。
そこで、会場スポンサーLTとしてMitzより6月7日に開催されたRPA DIGITAL WORLDの宣伝。RPACommunity presentsとなるロボットコンテスト「ワクロボ!個人戦」と「RPAぶっちゃけ大会」について紹介しました。こちらの記事は追って掲載いたします。お楽しみに!
Blue Prism 市川さん「Blue Prism 将来ビジョン」
市川さん
BluePrism市川さんの「BluePrism将来ビジョン」セッション。市川さんが手に持っているのはマスコットキャラクター(?)のプリズムちゃん。
まずは、4/3(水)~4/4(木)にロンドンで開催された「Blue Prism World 2019 London」の様子をご紹介。Blue Prismイメージカラーの青一色の会場の様子は見応えあり。
また、今後の製品アップデートの3つの注目ポイントについてのお話。
1.「Blue Prism Decipher」文字認識(OCR)、文書分類、ドキュメントワークフローの仕組みを持った製品です。
2.「データゲートウェイ」Blue Prismのログ情報を外部に出力する機能です。
3.「Blue Prism DX 2.0」無料版のトライアルエディションがリリース予定とのこと。今までなかなか試す機会がなかったという方もお試ししやすくなっています!
他にもRPA×AIのユースケース紹介もあり、内容盛り沢山のセッションでした。
Blue Prismさん スライド
Google Homerさん「IoTな人がRPAな人に出会った話」
Google Homerさん
IoTの達人Google HomerさんがRPALTに登壇!最初にご本人ではなくLINE Clovaが挨拶&プレゼンを行うという驚きのLT。
RPA歴は約1週間。VUI(voice UI) × obniz(IoT機器) × UiPath × 3D Webを使い、音声で3D Web上の車の色を変更するというシステムを作りました。普通のシステムでAPIを使った開発だと、かなりの労力がかかるところをUiPathを使うことで簡単に作れることに驚いたそうです。他にも「オセロ対戦」「obniz自動プログラミング」「算数ドリル」の自動化など、ゆるい情報で何でも繋がるRPA、これは神インタフェース!
一般的なIoTシステム開発で考えると、システム間の繋ぎは時間が掛かるところ、RPA活用で一瞬で出来ちゃいました!というIoT × RPALTでした。
福井さん「RPA導入の地獄絵図」
福井さん
社内RPAルールを作成して約2年が経つと、アンチパターンが出てきたという福井さんのLT。
地獄絵図の一例をご紹介。
「相手システムがポンコツすぎ」地獄。お客様がWebで入力したデータを転記するという定番のパターン。ですが、システムが古く、環境依存文字に対応できず修正地獄に!使用を断念…。
もちろん、成功している事例もあります!成功しているパターンは「積極的に」「お試しで十分試して」「やりたいことよりやれること」という共通点があります。RPAで省力化して、お客様の問題を解決したり、新しい事業を提案したり、業務の改善を考えたり…。RPAだと、創造的な仕事の訓練+単純業務の省力化の両方が実現できます。RPA導入、自ら取り組んでいきましょう!
@Apapachan/近江 幸吉さん「エクセるん始動 + 重大発表」
近江さん
RPACommunityのvol.1より参加してくださっている近江さんのLT。
元々はコール・登録・店頭保守などの非エンジニア部門だったとのこと、2018年4月よりRPAに関わり始めました。RPAの必要性を訴えて、2018年9月RPA推進組織設立。昨年は1か月間で26,000時間を削減することができました。
過去のRPALTで小栗さん(ワクロボ個人戦初代優勝者)の登壇「自作RPAツールLT」に共感し、なんと近江さん自身も「自作RPAツール」を作成したそうです。
同じようなシナリオを沢山作るくらいなら、まとめてしまおうということで特化型 に。また、みんなExcelが大好きだし見慣れたUIの方が良いだろうということで、Excelに特化した「エクセるん」というツールを作りました。まだ試作段階ですが、見積書を作成してメール送付まで一気通貫で実行してくれたりするとのこと。現在はトライアル版配布中。完成版のLTも楽しみです。
後半の部
懇親会スポンサー Mitz feat RPABANK「RちゃんのRPAニュース」
Tweetより 懇親会スポンサー RPABANK
RPABANKのTwitterアカウントRちゃんのご紹介。
RPABANKのアカウントなのにRPABANK以外の記事を紹介していることもあるらしい!(笑)わたしたちもコミュニティレポートの紹介やコミュニティイベントのツイートまとめをしてもらっていて、大変お世話になっています。
はなっち!さん「平成最後のOrchestraterの情報管理について 一般ユーザー編」
はなっち!さん
UiPath&Excel使いのはなっちさんのLT。
どのPCにどの業務ロボットが割り当てられているのか確認するには、Excelで管理するか、Orchestratorで丹念に探索していく必要があります。UiPath上の機能で確認することはできるけれど、画面上の文字が見切れてしまうなどページ制御がうまくいかず、管理しづらい点があります。そこで、Excelの出番!Orchestratorの「ロボット」ページを全選択&コピーし、そのクリップボードをツールが読み込み、Excelブックに展開する。というものを作りました。
けれど本当は、こういうことを考えなくて済むように、「Orchetratorには、情報ダウンロード機能は欲しい!」「大量データ登録が出来るように、登録アップロード機能は欲しい!」というUiPathさんへのお願いLTでした!
ちーずさん「変数名はネーミングセンスとともに。~変数のおはなし~」
ちーずさん
「命名こそ全て」という印象強いメッセージからスタートしたちーずさんのLT。
例えば、「number」だと何の数字のこと?「int_在庫」だと何の在庫?と作った人以外が分からなくなってしまう変数って意外と多い…。そこで「意味」の可視化をするようにしましょう。文字列なのか配列なのか分かるように「形式」の可視化をしましょう。
誤った英語の変数もよく見受けられる…。RPAツールは英語を使わなくてもよいので、ムリに英語を使う必要はありません。「気持ち悪さ」の排除をしましょう。
これらの対策として、ガイドラインがある場合は守りましょう。ネーミングセンスは、Webで調べて身につきます。そして、普段から他者のレビューをいれましょう。イケてる変数「イケ変」を使うようにしましょう!というお話でした。
浅利 勉さん「RPA パワーワードシリーズ①」
浅利さん
浅利さんの「RPAパワーワード」LT。
RPACommunityではお馴染みになりつつある浅利さんのRPAパワーワードを紹介するLT
その1.「スクレイピング禁止」スクレイピングは、法律違反になる場合があります。Webサイトの利用規約を確認したり、「スクレイピングと法律」などできちんと調べておきましょう。
その2.「バナナ」これは、UiPathさんのTwitterアカウントでよくつぶやかれているからという理由だけです(笑)
その3.「野良ロボ」管理外になってしまったり、意図しない処理をしていたり、不正アクセスしているロボットのことを言います。
BizRobo! 小野さん「BizRobo!の中の人がしゃべります!」
小野さん
BizRobo!の中の人、小野さんのベンダーセッション。
3つのテーマを用意し、参加者に聞きたいテーマを選んでもらうというスタイル。この日のテーマは「ベンダーが教えてくれないRPAのホント」でした。
RPA導入はしていても本格運用まで至っていない企業が多く、バズっているわりには導入率が低いという課題があります。
RPAには小さな成功体験を積み重ねて、あれもできる、これもできるという想像力を増やしていくことが必要です。RPAの使いどころを見直してみてください。
また、RPAとRDAという2つの言葉があります。RPAは「ロボットによる業務プロセスの自動化」、RDAは「パソコン操作の自動化」です。ワードとして混同されているものの「概念」自体が違うので注意が必要です。
RPAは単なる自動化ではありません。デジタルレイバーと人間が共存しながらイノベーションを起こす世界へ。ツールは何でもいいので、正しい思想を皆さんに持ってほしいと願っています!
小野さんスライド
まとめ
最後はみんなで集合写真
Blue Prism × BizRobo! 夢の共演
LT登壇者 集合写真
RPACommunity vol.9も大盛況でした!皆さんありがとうございました!!
?Ayy :IoTの方がRPALTでも登壇してくれて、RPAツールの活用法がどんどん幅広くなってきているね!最後のベンダーさんの集合写真とLT登壇者の集合写真も、地味にツボ・・・(笑)
Mitz:私自身ももともとはIoTの人だったから、ほんの些細な、でも開発するとなると面倒な連携部分をRPAで実装するという事にはすごく共感。こういったRPA活用事例が増えていくと面白いね。ベンダーさんの共演写真は毎回お約束にしよう!笑
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