こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回は私たちが運営しているRPACommunityで開催したイベント RPALT北海道スペシャル の様子をお届けします。
目次
はじめに
RPALT北海道スペシャル 概要
RPALT北海道スペシャルは、2020年4月22日(水)にオンラインで開催。RPAツールセミナーは三和コムテック(AutoMate)、ロジウム(WinAutomation)、タイタン(ミラロボ)でした。また札幌支部主催 らむださんよりWinActoセミナーも行いました。
合同イベントについて
新型コロナウイルスの影響で通常のオフラインイベントが実施できない期間という事で、それでも全国の皆さんと繋がれるイベントを北海道から発信したいという想いで企画されたのがこのRPALT北海道スペシャル。北海道で最初に立ち上がった札幌支部の主催として、今回の企画から運営メンバーへの呼びかけなど、積極的に推進したのが札幌支部主催 らむださん。この日は、RPACommunityネイルをしての登壇だったとのこと。RPACommunityに対する思い、そして北海道に対する強い想いが全国に伝わりました。
https://twitter.com/rpa_hokkaido/status/1252906544770871303今回の北海道スペシャル開催に至った経緯や想いについては、らむださんから紹介。北海道での初開催・そして今後の展開について説明。札幌、札幌女子部、苫小牧・千歳、北見支部合同で立ち上がった北海道スペシャルについて「RPA好きが集まる北海道唯一の場所!」と熱いトーク。
気づきや学び、参加して楽しかったという気持ちをぜひ持ち帰ってください。
RPACommunity主催 MitzからはRPACommunityについての説明。参加時の申込みアンケート結果も共有しました。
参加者ライトニングトーク
登壇者の皆様
・小村雅史さん(株式会社デジック) / タイのRPA事情
・与田明さん(PLAY株式会社) / 導入で迷子にならない?RPAの地図
・にゃにゃさん&佐藤さん(株式会社I・TECソリューションズ) / 「RPAってなーに??」未開拓地域への普及活動!!
・平田洸介さん(株式会社アイエンター) / RPAを用いた北見市との実証実験について
・hiromiさん / RPA女子AWARD受賞者が教える!非SEでも高品質×短納期を実現する秘訣
発表スライド
北海道なのに「タイのRPA事情」についてお話いただいて参加者の皆さんを驚かせたのはデジック小村さん。タイは、日本よりネット利用時間が多く、ITも急速に発展している国とのこと。そんなタイでのRPA導入目的は、人件費削減ではなく、「人海戦術」によるムダと「人的ミス」をなくすため。シンキング時間を増やし戦略を練り、高品質な製品を作ってより良いサービス作り、つまり「品質重視」のために発展しようとしているというお話でした。
札幌支部 発起人でもある与田さんからは、「RPA導入」をテーマにしたLT。ツール選定や専任者探し、業務選定などで陥ってしまうRPA迷子。それは、業務の自動化をゴールにしてしまっているからです。そのような導入での迷子にならないようRPAの地図として「ヒト」だけの組織にロボを加える組織体制の変革というように考えて導入を推進しましょうというお話でした。
苫小牧・千歳支部主催のにゃにゃさん。苫小牧・千歳のRPA事情は、昨年末に開催した第一回の反響もあり「興味は少なからずあるけど、まだまだ導入にまで至らない」という印象とのこと。そんな状況も踏まえた今後のRPA活動方針として「RPALTで知ってもらう」「熱意のある方を増やす」「メディアの有効活用」などが挙げられました。またデモでは、同僚の佐藤さんより説明していただきました。
北見支部主催 平田さんは、RPAエンジニアとカーリングのオリンピック選手という2つの顔をお持ちです。オリンピック選手という自己紹介に皆さん本当に驚かれまていました。RPAの取り組みとしては、北見市とRPAツールの実証実験を行った経験もあり、証明書窓口業務を自動化、「書かない窓口」を実現したそうです。窓口での市民の待ち時間短縮はもちろん、職員さんの余力時間もできたという成果も紹介していただきました。
最後のLT登壇者は、札幌女子部 主催グループのhiromiさん。非SEからRPAに携わりはじめて関わったロボットは約200体、MAIA社のRPA女子プロジェクトにてRPA女子AWARDも受賞されています。そんなhiromiさんの「高品質×短納期の秘訣」をそれぞれ3つずつポイントを絞って、とても分かりやすく紹介いただきました。
ツールベンダーセミナー
登壇者の皆様
・AutoMate:三和コムテック株式会社 藤崎健司さん/ 知られざる企業向けRPA:AutoMate
・WinAutomation:ロジウム株式会社 中川和也さん/ 中小企業向けRPA「WinAutomation」のご紹介
・ミラロボ:タイタン 林秀紀さん/ ミラロボでお幸せに。
・WinActor:(ユーザー)Λ(らむだ)さん/ THE POWER OF WinActor7
発表スライド
三和コムテック 藤崎さんより、AutoMateのご紹介。北海道でも5~6社が導入、海外でも使われているRPAツールとのこと。多彩なシンプル開発、やりたい操作をActionsリストからドラッグ&ドロップで積み上げていくだけで、基本的にコマンドを打ち込む必要はありません。自動起動のトリガーも豊富に揃っているのも特長です。
他にも、中堅衣料メーカーや紙パルプ専門商社での導入事例やAI-OCRとの連携処理などについてもお話いただきました。
ロジウム 中川さんより、ギリシャ初のRPA、WinAutomationのご紹介。スモール~ミドルビジネス向けのWindowsを動作環境とするRPAツールで、世界中で多くの中小企業が業務改善、コスト削減のために導入し実績をあげているとのこと。また、上位版 サーバ管理型「Process Robot」に簡単に移行することでさらなる拡張も簡単に実現できます。低価格ながら豊富な機能が揃っているのも特長です。
現在は英語での利用となりますが、今年中には日本語対応も実装されるとのことでした。
タイタン 林さんからは、ミラロボのご紹介。作業を自動化することで職場の幸福度を高めるために本気でRPAに取り組んでいるとのこと。主に中小企業を対象に、フローチャートやアルファベット表示が苦手な業務担当者でも学習時間やコストをほとんど掛けずに、取りかかりやすい仕様へと工夫されています。
また業務管理システムの「ミラロボマネージャー」を使うと従業員の幸福度も数値(慶応義塾大学 教授の協力のもと開発)として表示できます。業務の可視化、効果測定だけでなく社員幸福度を高めることで社会課題解決とみんなが活躍できる社会づくりへの参画が同時にできるプラットフォーム。というお話でした。
ツールセミナー最後の登壇はWinActorユーザー らむださんからWinActor ver.7のご紹介。UIの刷新とUXの徹底改善で、「つまずかない、つまずいても転ばない」誰もが使い易い”次世代RPA”を追求されているとのこと。
「らむだ的 おすすめPointをユーザー目線で3つご紹介」では、 ①画面のレイアウトが自在にできること。②複数シナリオを同時編集可能。③起動速度が速い。今後、リリースが予定されているver.7.1では、WinActorノートやCloud Library対応が追加されたりと新たな機能が追加されてより使い易くなるそうなのでそちらも楽しみですね。というお話で締めくくられました。
まとめ
最後はみんなで集合写真
記念撮影の掛け声は「はい、カーリング♪」 RPACommunity北海道スペシャル、皆さんご参加ありがとうございました!締めの言葉は らむださんから「次回もなまら楽しみにしてほしいべさ~?」
https://twitter.com/tapiokakintokit/status/1252934131110969346北海道支部の皆さんのLT をイラレコにしました。。
熱い思いが伝わってきました。#RPALT #イラレコ pic.twitter.com/hev4suwJPx— ひぐっちゃん@RPA (@asagaogold) April 23, 2020
イラレコ支部のユーコさん、ひぐっちゃんがとってもキュートで特徴を捉えたイラレコを描いてくださいました。お2人とも個性が出て親しみやすいイラストですね!盛り上げてくださり、本当にありがとうございます!
https://twitter.com/ayugraphic/status/1252946419876368384イラレコ支部のメンバーではありませんが、以前 RPALT札幌にご参加いただいた木村さんもグラレコで応援してくださいました。飛び入りグラレコも嬉しいです!ありがとうございました!!
RPACommunityのYouTubeチャンネルで今回の動画も閲覧できます。今回、ブロードキャスト支部 おーいさんが担当として配信いただきました。
皆さま、是非チャンネル登録お願い致します。
Ayy :北海道の支部が大集合した北海道スペシャル!地方のRPA事情や、今まで登壇いただいたことのないRPAツールのお話とか盛り沢山だったね。個人的には、幸福度を見える化しているお話が面白かったな。今後どんな効果・成果が出たのかもぜひ聞かせてほしい!
Mitz:うん、幸福度の話は本当に面白かった。どれだけ時間が削減されたかよりも、どれだけ幸福になったかの方がRPA導入の本質的な効果だね。そういったセミナーが聞けたのも、今回の運営メンバーのイベント企画アイデアがあったからこそ。それは、オンライン開催を行う事で全国から参加者が集まるという事で、いかに全国からの参加者に有意義な情報を発信し、そして北海道の状況も伝える事ができるのか。これを北海道の主催者全員で考えた結果だね。「RPACommunity初登壇のRPAツールベンダーを呼ぶ」「北海道の各主催メンバーが熱いLTを行う」という2つのコンテンツはどちらも大成功だった。今後のオフライン開催が益々期待だね。
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