こんにちは。コミュニティプロデューサーMitz & コミュニティマネージャー Ayyです。
今回は私たちが運営しているRPACommunityの特別編 WinActorトーク vol.2の様子をお届けします。
はじめに
オープニング:RPACommunity主催 Mitz「乾杯!&アンケート説明&コミュニティ趣旨説明」
RPACommunity主催のMitz
RPACommunityのRPAツール縛り「WinActorトーク」vol.2を開催しました。
そして、この日はドリンクを注いだグラスをもって乾杯からスタート。
オープニングでは、RPA Community主催のMitzより毎度お馴染みになりつつある「なぜコミュニティで学ぶのか」や「RPAの本質」についてお話しました。曖昧でフェイクも混ざっているオンラインの情報ではなく、企業が開催する営業目線のイベントでもなく、オフラインでユーザー同士が意見を交わすからこそユーザーが本当に求めるリアルな情報を共有できるのがオフラインコミュニティです。
そして、「働き方改革」が謳われる現代においてRPAとは業務を効率化して働く人を幸せにする「手段」として活用していきたい。このことを一人でも多くの人に伝えたいと思い、このコミュニティを立ち上げました。
今回のWinActorトークは「WinActor」に特化して学ぶことができるコミュニティイベント
オープニング:WinActor支部主催 近江さん「WinActorトーク開催について」
WinActorトーク主催 近江さん
WinActorトーク 発起人の近江さん。WinActorトークの趣旨についてお話しました。
RPACommunityの第一回イベントから参加する中で、「WinActor」ネタが少ないということに気づいたのとこと。
そこで、ないなら「まずは、やってみよう!」とWinActor縛りの特別編を企画し、Mitzとともに第一回を開催しました。その第一回が大好評だったため、第二回目となる今回も参加者が楽しめるコンテンツをご用意しています。
初参加者の方が参加しづらくなるのを防ぎ「誰でも参加OK」かつ「誰もが楽しめる」コミュニティにしていきたいという想いから、企画もいろいろ考えました。ぜひ「#RPALT」で感想をください!
近江さん スライド
前半の部
スポンサーLT:ファーストアカウンティング/森 啓太郎さん「AIによる経理の業務効率化」
ファーストアカウンティング 森さん
AI・ディープラーニングのソリューションを展開している、ファーストアカウンティング 森さんのお話。
RPAとAI会計を組み合わせることで経費精算や支払業務など経理業務の自動化が実現できます。AIで勘定科目の推定、AI-OCRの高度な読み取りで手書き領収書の対応などをしてくれるため、作業の大幅軽減に繋がります。実際に、楽々清算への領収書の入力を「顧客の手入力」から「AIで自動入力」へと実現している事例もあります。
また、この日は参加者からその場でレシートを集めてのデモ実演も実施。
初見のお寿司屋さんのレシートやAI-OCR界隈では難易度が高いと言われているスターバックスのレシートも読み取り可能。未学習の領収書でも、手書きの領収書でも対応でき、訂正印も学習すれば対応可能になるとのこと。それこそがディープラーニングの醍醐味だそうです。
もちろん、読み取ったデータは、WinActorでそのまま経理システムに自動入力することも可能です。
残った時間を使って質疑応答もあり、非常に盛り上がったセミナーでした。
ファーストアカウンティング 森さん スライド
セミナー:NTTアドバンステクノロジー「WinActor」/堀野 美奈子さん「WinActorよもやま話&前回QA回答タイム」
NTT-AT 堀野さん
WinActorがバカ売れしているので、いい気になっている(!?)という堀野さんのセミナー。
まずは、WinActorの集中管理サービス「Manager on Cloud」のお話。各PC上のロボットの稼働状況をリアルタイムに確認でき、複数のPCへタスクを振り分けて作業を効率化、重要なシナリオ保護などを実現します。この日は、「Manager on Cloud」の開発者も連れて来てくださいました。
そして、お待ちかねの「WinActorトーク vol.1 オンラインアンケート」の回答結果公開!
Q.VBSソースのレベル感がバラバラなのは何でですか?
A.10年間の歴史です…。開発者の汗の結晶だと温かい目で見てください。
Q.Windows10対応。どうすりゃいいの!誰か助けて!
A.Windows7からWindows10への注意点の資料を準備予定です。公開までお待ちください。
Q.複数のロボットを連携する機能が欲しい!
A.少し先のリリースになりますが、Manager On Cloudなどへの実装を予定しています。
気になるWinActor 中の人のリアルな声が詰まったセミナーでした。
WinActor 堀野さん? オンラインアンケート回答
セミナー:NTTデータ/万月 翔太さん「WinActorの社内展開方法について」
万月さん
RPACommunityへいつか参加したいと思っていたところ、急遽登壇が決まり驚いていますという万月さんのセミナー。
RPAの普及・浸透が進まないという悩みには次のような原因が考えられます。
「活用してもらえない」推進部門だけで推進していて、現場はやらされ感がある。
「RPAツールが難しい」推進部門だけで評価したツールを割り当て、現場が使いこなせていない。
「対象業務が見極めれない」業務を熟知する現場はRPAを正しく理解できず、導入可否が判断できない。
これらが、RPA導入の壁となってしまっています。RPAは「少量多品種」の業務で力を発揮。システム開発する必要はないけど、自動化はできるよね。っていう業務にRPAは適しているのです。そこで、「IT部門は把握しきれない、現場に埋もれた業務」をRPA化したい。現場こそ主役で、IT部門や推進部門はコーチという姿勢が重要です。
でも、自分で扱うよりもこのコーチングが実は難しい。そこで、管理ツールを活用したり、AIで高度化したりといった工夫や、社内展開にはある程度時間が掛かってしまうものだ。という理解も必要です。
NTTデータでは、社内のポータルサイトの中に「WinActorポータル」を作っており、そこに質問や回答などを書き込んでいます。また、ロボットコンテストを行いスキルやモチベーションアップに繋げるという活動もしています。
NTTデータ 万月さん スライド
後半の部
SBモバイルサービス/ 秋田 憲男さん「ライセンス導入時に気を配ること」
秋田さん
先日、WinActorのRPA技術者検定 エキスパートを取得したという秋田さんのLT。
ライセンス展開の苦労話について。現場部門とベンダーとの窓口は(板挟みになってしまい)色々大変です…。
そこで、社内向けのポータルサイトを作って情報展開したり、管理表も使いやすいもの整備したり、slackやミーティングを利用して周知方法も試行錯誤しています。しかし、これだけやっても失敗・問題は沢山あります。
例えば、「手続きの流れ、用語がややこしい」という声には、フローを整理、用語も分かりやすく整理して展開。「実は社内ルールを知らない」という声には、ポータルサイトの情報を拡充することで対応しました。
このように紆余曲折しながらも拡大しつづけており、現在社内ではWinActorが148ライセンス絶賛稼働中です!
はなっち!さん「続 WINACTORからのマイグレーション」
はなっち!さん
RPABANK主催 RPA DIGITAL WORLD TOKYO 2019 の「ぶっちゃけ大会」で披露したLTの「続編」をLTします!の はなっち!さん
「WinActorを極める!」という年度目標を掲げている部署に、どのようなロボットができているのか情報共有を依頼しました。すると、送られてきたのはWinActorロボットファイルではなく、シナリオ画像が張り込まれたExcelファイル…!
そこで、ファイルに貼ってあるシナリオ画像を利用して、規模の見積もりに挑戦!
ストーリーは3部構成
①Excelに張り込まれたシナリオ画像をBMPで切り出す
②BMP画像中の全ピクセルをExcelに展開する(ADDIN作成済み)
③Excel上のピクセルの色から、ノード、呼び出しかを判定、カウントする
これで見積りができそう・・・でしたが、誤計測をしてしまい「まだまだ修行が足りない…」と思ったはなっち!さんのLTでした。
Kokaさん「RPAとExcelVBA」
kokaさん
食品会社にお勤めのKokaさんのLT。
「商品規格書」や「在庫管理」など、多くの業務でExcelが使われており、Excel系のライブラリを活用しマクロの成果物を下記のようにRPAで橋渡しさせてみました!
・「RPA→マクロ実行→成果物→Webへファイルアップロード」
・「RPA→マクロ実行→成果物→基幹システムへ転記」
このRPA導入効果は、年間で約600時間。従業員40人の会社なので、これは大きな削減効果でした。時間の余裕=心の余裕となり、業務生産性の向上や新しい技術習得の時間に充てることができました。また、会社全体のIT導入への興味・関心も強まるという効果もありました。
WinActorをはじめとするRPAツールとVBAは相性が良すぎる!というLTでした。
セミナー:NTTアドバンステクノロジー「WinActor」/吉田 良雄さん「WinActor Cast On Callのご紹介」
NTT-AT 吉田さん
「堀野さんの部下です!」 吉田さんよりWinActorの新製品「Cast on Call」についてのご紹介。
RPA市場の背景として、大企業への導入は順調に浸透、自治体・中小企業の導入はこれからという本当に必要とされているところには届いていない現状があります。
中でも、常時稼働状態ではなく、必要時にのみ使用したいというニーズがあり従量課金の需要があることに気付きました。
そこで、必要な自動化作業を必要な時に必要な分だけ呼び出して使用する、俳優の配役(Cast)を出番時に呼び出す(on Call)、「Cast on Call」が誕生しました。
定型のシナリオが用意されており、ユーザーがシナリオを作成する必要はなくダウンロードするだけで利用できるサービスとなっています。基本的にクライアントの情報はクラウドにアップロードせずに済むため、セキュリティも担保。また、利用量に応じた料金体系も、コストが気になる企業にとっては嬉しいポイントです。
基本的な流れとしては、「アカウントを作成→ログイン→設定ファイル類のダウンロード→シナリオ選択→実行」。簡単に利用を始めることができます。
北海道の自治体の実証実験にも使用されている、注目度の高いサービスの紹介でした!
Cast on Call 構成図
まとめ
最後はみんなで集合写真
RPACommunity 特別編 WinActorトーク 集合写真/手ポーズはWinActorの「W」
デモブースもありました!WinActor体験ブース、AI-OCR体験ブースと、とっても豪華!!
NTT DATAさんとNTT ATさん 乾杯の音頭!
RPAツール「WinActor」縛りの WinActorトーク 、vol.2も大成功でした!皆さんありがとうございました!!
?Ayy :「WinActorトーク」2回目も色んな話が聞けて面白かったね!全部WinActorネタだから、このイベントに1回参加するだけで、だいぶWinActorに詳しくなった気がするねぇ。
Mitz:最初から最後まで1つのツールWinActorに縛ったことで生まれたメリットは、コンテンツの統一化でWinActorの学びに集中することができたことは勿論、参加者の想いもWinActorに縛って一体感を持って盛り上がる事ができた事だね。これからもますます盛り上がりそうだね!
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